『相手を完全に信じ込ませる禁断の心理話術 エニアプロファイル』(岸正龍著、フォレスト出版)は、アップル、IBM、コカ・コーラ、P&G、トヨタなどの大企業も採用しているという「エニアグラム」について解説した書籍。
「破壊力は劇薬並み!」などというキャッチフレーズを見ると少なからず胡散臭さを感じてもしまいますが、著者は「胡散臭いことは認めます」とはっきり記しています。
その理由は明快で、つまりは「相手を完全に信じ込ませる」と大上段に構えているため、いかがわしさはぬぐい切れないと自覚しているのだということ。
しかしそれでも、エニアグラムをベースに開発されたエニアプロファイルは、相手を完全に信用させるというのです。
でも、そもそもエニアグラムとはなんなのでしょうか? きょうは、基本というべきその点に注目してみたいと思います。
■人の基本的な性格の働きを描いた地図
エニアグラムとは、ギリシャ語で「9の図」という意味の幾何学図形。そして、この図形をシンボルとした「性格タイプ論」なのだそうです。
人間を「1.改革する人」「2.助ける人」「3.達成する人」「4.個性的な人」「5.調べる人」「6.忠実な人」「7.熱中する人」「8.挑戦する人」「9.平和をもたらす人」という9つの基本的な性格に分類したもの。
なお、「エニアグラム研究所[日本]」のサイトには、その9つの性格の位置関係が表示されていますので、ぜひチェックしてみてください。
いずれにしても、つまりはこの9つに相関関係があるということです。著者はそれを、それぞれの性格の働きを描いた“こころの地図”だと表現しています。
エニアグラムは、心理学的研究が急速に発展してきた現在、もっとも効果的な自己成長のシステムとして、ビジネス、コーチング、カウンセリング、教育などのさまざまな分野に取り入れられているのだといいます。
具体的にいえば、個人の特性を9つのタイプに分類し、世界中のすべての人は、そのうちのひとつに当てはまると定義しているわけです。