自衛隊批判と80分睡眠…みのもんたと藤原紀香の軽薄すぎる共通点

写真はtwitterより

 4月14日に熊本県を中心に発生した大規模な地震は現在も余震が続き、不安定な避難生活を余儀なくされる被災者は多い。この震災に著名人も様々な反応を見せている。被災地入りして額に汗する伊勢谷友介(39)やヘリをチャーターして救援物資を運んだ高須克也(71)に賞賛の声が集まる一方、首をかしげたくなる残念なタレントもいる。その筆頭格に躍り出たのが、みのもんた(71)だ。

 4月20日にTwitterを開始したみのもんたは、最初に「早く飲みたいね!打ち上げまであと何時間?」とツイート。そして、次の投稿が波紋を呼んだ。

「俺なんかの役目はね、広めること。今回の震災もね、熊本だけじゃなくて九州全体だから」
「支援のやり方も甘い。自衛隊きちんとして欲しいね。あと、過去の震災、阪神淡路、もっと遡れば関東大震災の教訓活かせてないでしょ?」

 途方もない上から目線に、芸能記者もあきれ顔だ。

「自衛隊は今回も必死にやっているというのが世間の認識。きちんとするべきは、被災地でガソリンスタンドの横入りをするようなテレビの報道クルーではないか。たった二つのツイートで炎上というのは、世界最短記録でしょうね。KYにもほどがある」

 2013年に起きた次男の窃盗未遂事件を受け、出演していた報道番組を降板したみのもんたは、4月23日からAbemaTV『みのもんたのよるバズ!』でキャスター復帰することが決まっている。ツイッターアカウント開設はこうした“ネット対応”の一環かもしれないが、初手から大失態。「もう引退して欲しい」と嘆く視聴者の声が早くも上がっている。

■KY発言を繰り返すのは中身のせい?

 まさに大炎上となっているみのもんただが、震災に際してバッシングを受けているタレントといえば、藤原紀香(44)だろう。ブログに綴った『火の国の神様発言』は物議を醸し、こっそりと該当部分を削除したが炎上はいまだおさまっていない。

「片岡愛之助との結婚会見以来、何かとお騒がせな紀香ですが、彼女の行儀の悪さを見かねた梨園関係者が週刊文春にリークするほどに受け入れられていません。なのに紀香は外部の声を無視してブログの更新を続けている。被災者への情報発信が優先と言えば聞こえはいいかもしれませんが、批判が収まらないなら一度は黙るべき。状況把握ができずにKY発言を繰り返して炎上し続けるという点が、紀香とみのもんたはそっくりですね」(前出・記者)

 また、みのと藤原の特異な共通点を指摘する別の関係者もいる。

「社会問題や現状に対して不勉強なまま、安易に問題提起するところがある。みのも紀香も社会派を目指して庶民の味方を演じたいのかもしれませんが、いちいち発言がお粗末すぎる。みのがネットテレビでしか復帰できなかったことがその証拠。紀香にしても、ユニセフの活動はいつの間にか中途半端に終わっている。底の浅さがバレていることに二人とも気付くべきでしょう」(ワイドショー関係者)

 沈黙は金、雄弁は銀――この言葉を今こそ2人は噛みしめるべきなのかもしれない。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。
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