動画配信サイトを使って一攫千金を狙う「一発屋」お笑い芸人が増えている。このままでは終わりたくないと「ユーチューブ」に活路を見いだそうというわけだが、そこでも「勝ち組」と「負け組」が──。それぞれを代表して、2人の「ユーチューバー芸人」が、過酷な実情を告白した!
「整いました!」
こう得意の謎かけを披露するのは、お笑い芸人・ねづっち(41)。お題は「ユーチューバー芸人」だが、こう続ける。
「『これ以上芝生の手入れしなくてもいいでしょ』と解きます。その心は『もう刈らない』」
「儲からない」ということのようだが‥‥まずは「ユーチューバー芸人」の意味を、あるお笑い芸人が解説する。
「動画配信サイト『ユーチューブ』は、再生数に応じて、投稿者が広告料で稼ぐことができます。現在では、それをなりわいにする素人もいて『ユーチューバー』と呼ばれています」
そんなことで生活できるの? そう思った方も多いはず。しかしテレビにはほとんど出てこない「ヒカキン」「はじめしゃちょー」といったスターも生まれている。その筋の有名人たちは毎日動画を公開。各再生回数は何十万、何百万にも上り、収入は軽く億単位とまで言われているのだ。
この「金脈」に群れ集まったのが、「食い詰め芸人」。03年から放送開始した「エンタの神様」で有名になった「残念!」の波田陽区(40)や「ヒロシです」のヒロシ(44)ら「一発屋」たちも参戦している。
「そのクラスでも再生回数は、数百から1万くらいです。広告料でウハウハとはいかないですね。ネット視聴者にウケるネタがあって、テレビでウケたものが必ずしも通用しないのです」(前出・お笑い芸人)
そこで直撃したのは冒頭のねづっち。「広島黒田、完封勝利!」や「タクシー料金値下げ」といった時事ニュースを「謎かけ」にした30秒程度の短い動画や、自身のライブの動画などを公開している。しかし結果は、本人も“底辺ユーチューバー芸人”と自認しているほどの惨状である。
「きっかけは、映像の制作会社の人に『広告料も入るしやってみたら?』と言われたこと。『そんなに儲かるんならやりますか!』なんて言って。