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笑点の司会後任は誰を支持?公開収録現場で緊急アンケート|プチ鹿島コラム

笑点オフィシャルHPより

 人気番組「笑点」の新しい司会は誰になるのか。桂歌丸さんの勇退が発表されて以降、オヤジジャーナルではさまざまな名前が飛び交っている。

『歌丸引退の「笑点」司会後任、6代目円楽が第1候補』(日刊スポーツ・5月1日)
『爆笑・太田、「笑点」司会に色気も…「一番良いのはタモリさん」』(サンケイスポーツ・5月4日)

「タモリ説」に関しては東スポが2011年から追っていた。根強い待望論とも言える。しかし実際に「笑点」を熱心にみる観客の声はどうなのだろう。

「笑点」の公開収録がおこなわれる後楽園ホールのスケジュールを調べると、最新の収録は「5月7日12時半」。というわけで行ってきた。当日11時にホール前に足を運んだ。すると、この時点でホールの階段からはみ出た行列は東京ドーム前に続いていたのである。さっそく行列している方に話を聞いてみた。

「誰がなってもいい」(60代女 埼玉 観覧歴4回)
「歌丸さん以外考えられなくて……まだみんな早い」(40代女 都内 観覧歴多数)
「円楽さん」(70歳女性 観覧初)
「雰囲気を変えるなら外部からタレントがいいです。」(50代夫婦 横浜 観覧初)
「やっぱり内部昇格がいいね。円楽さんだよ。」(79歳男 足立区 観覧初)
「ほら、あの人。藤原紀香の元ダンナ。そうそう、陣内智則さん。若くていいやね」(85歳女 観覧歴多数)

 おばあちゃんの斬新な意見!

「明石家さんまさん! いちおう落語家だし」(40代女 群馬 観覧歴4回)
「女性がいいわね。泉ピン子じゃちょっとね……友近とかどうかしら?」(50代女 群馬 観覧歴4回)
「みのもんただよ。彼なら仕切れるだろ」(60代男 千葉 観覧歴10回以上)
「鶴瓶さん。」(60代女 同行の奥様)
「円楽さん。数年前に会社の講演会(落語ではなく講演)に来てファンになった。今回初めて応募しました。講演会ではどんな話? 歌丸さんネタが多かったかな笑」(40代女 府中市)

「志の輔でしょう。」(75歳 横浜 観覧歴多数)
「いや、小三治だよ。」(75歳 川崎 同行者)
「小朝!」(68歳男 多摩市 観覧歴15、6回)
「内部昇格がいいけど今の円楽だと若すぎるな。あ、キクちゃん(木久扇)がワンポイントでつないでもいいね。」(60代男 栃木 夫婦で観覧多数)

 ここで18歳女子を発見!

「円楽さんになってほしい!仕切がうまそう。笑点は録画して見てます。魅力?悪いニュースもちゃんとネタにするでしょ。他の芸人では横澤夏子が好き」
「円楽さん。落語家がいいです。三波伸介さんも好きだったけどタレントさんは座布団の判断が厳しい。最初にいいこと言っても座布団くれなかったもの。歌丸さんは1回目で面白いこと言ったらすぐくれる。」(72歳男 川崎 観覧歴5回)
「松村邦洋、江頭だよ! 一度ぶっ壊したほうがいい。ダンデイ坂野でもいい。彼のスベったときの"間"が好きなんだ。」(49歳 柏市 観覧歴2回)
「外国人。」(50代女 都内 観覧10回以上)
「伊東四朗さん。仕切りのうまさが目に浮かぶ。桂文枝さんもいいけど、ほら、あの人いま笑点どころじゃないでしょ?」(50代女 栃木 観覧歴3回)

 話を聞いていたらあっという間に開場時間になってしまった。総勢30名ほどに聞いた。傾向をまとめてみよう。内部昇格の場合は円楽支持が半数以上。外部招聘派にはこんな意見もあった。先ほど「友近」と答えてくれた50代の女性である。

「外部のタレントでいいです。だって今の大喜利メンバーを代えてほしくないのよ。あの座組みが好きだから。司会だけ外から呼んでくればいいのよ。」

 なるほど。笑点愛が強いからこそ「司会だけ代える」。この意見にも頷いたが、今回もっとも多かったのは次の声だ。

「司会は内部昇格がいい。笑点の魅力はファミリー感。誰かが病気になったら周りの誰かがカバーするという結束の強さです。大喜利の空いた席は若手を入れて育ててほしい。」(50代女性 大田区 観覧歴多数)

 愛されてるなぁ、笑点。ちなみに、「笑点」の観覧ハガキって競争率が高いんじゃないんですか? と聞いてみると「当たるときは続けて当たるのよ。」という声が多かった。10回以上観覧してるという50代の女性は「ハガキにはたっぷりメッセージ書いちゃうの」とお色気たっぷりに秘訣を教えてくれました。

 といったことろで笑点アンケート、そろそろお開きです。

著者プロフィール

お笑い芸人(オフィス北野所属)

プチ鹿島

時事ネタと見立てを得意とするお笑い芸人。「東京ポッド許可局」、「荒川強啓ディ・キャッチ!」(ともにTBSラジオ)、「キックス」(YBSラジオ)、「午後まり」(NHKラジオ第一)出演中。近著に「教養としてのプロレス」(双葉新書)など多数。

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