経済と核の「併進」盛り込む…北朝鮮が党規約改定

| デイリーNKジャパン
経済と核の「併進」盛り込む…北朝鮮が党規約改定

北朝鮮の朝鮮労働党は9日まで開催した第7回党大会で党規約を改定し、序文に「金日成―金正日主義の党である」と明記したほか、核開発と経済発展を同時に進める並進路線を新たに盛り込んだ。党機関紙の労働新聞が10日、党大会で党規約改定に対する決定書が採択されたと報じた。

それによると、決定書は「全社会の金日成―金正日主義化を党の最高綱領とし」「金正恩同志の唯一的領導を徹底して実現させること」が党の最も重要な任務であると指摘。その趣旨を明瞭にするため、党規約の序文に新たな文言「朝鮮労働党は偉大な金日成―金正日主義の党である」「偉大な金正日同志は朝鮮労働党の象徴であり永遠の首班である」を盛り込んだとしている。

党規約にはまた、「経済建設と核武力建設を併進」させることや、科学技術発展、青年育成強化の内容も加えられた。

改定された党規約はさらに、金正恩氏が新たに推戴された党委員長を党の最高職責、党の最高領導者として規定。これに伴い、党中央委員会の秘書(書記、以下同)職制を副委員長に、道・市・郡党委員会などの責任秘書、秘書、副秘書をそれぞれ委員長、副委員長に、党中央委員会の秘書局の名称を政務局に、道・市・郡党委員会の秘書処の名称を政務処に変更している。

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