「指しゃぶりが増えたかも」「また爪を噛んでる……」子どもがいつもと違うサインを出しているとなんだか心配になるものです。特に日中働いていて普段子どもと過ごせないワーママは、一緒にいてあげられない自分を責め、罪悪感に苛まされることもあるかと思います。
でもここで自分を責める必要は全くありません。
今回は子育てアドバイザーであり、四児の母である筆者が、その理由をお伝えします。
■ 子どもと親が一緒に過ごす時間の変化
●遊び相手は、友だちより「母親」
ベネッセホールディングスによる『幼児の生活アンケート』(2015年11月)によると、「放課後の遊び相手」という質問に対する回答は、この20年で“友だち”は約30%減少し、対して“母親”という回答が約30%増加しています。
代表するマンガ『サザエさん』では、3歳のタラちゃんが、一人で「いってきま~す」とキコキコと三輪車をこぎ、公園や友だちの家に遊びにいく描写がありましたが、そのような環境は、現代の日本、特に都市部では皆無と言えるかもしれません。
公園に3人子どもがいたら、その周りに母親が3人いる状況は、今や当たり前の光景です。
母親はどこにでも子どもについて行っていたその延長で、今や小学生や中学生くらいに子どもが成長しても、携帯電話で管理しないと不安になるような有様です。
●親が子どもの相手を出来なかった頃
一方、一昔前の日本はどうだったでしょうか。
親世代は働き盛りで、子守りをするのは大きい兄姉か、祖父母世代だった時代です。親に遊んでもらった経験などほとんどないこども達は、近所の友だちが当然ながら遊び相手でした。それで日本人はひねくれて育ったかと言うと、そんなことは全くありません。
大人達の預かり知らぬところで、子ども達は、悪いこと、危ないこともしたでしょう。それらの経験は子どもを台無しにするものばかりで無いことは、私たち親世代は知っています。