60年に1度の大チャンス! 四国お遍路の旅「丙申」×「閏年」×「逆打ち」でご利益5倍(1)

| 週刊実話

 全行程およそ1460km、365里にも及ぶ四国八十八カ所の霊場を巡る『お遍路』の旅。今年は五輪イヤーでもある“閏年”だが、実はこの年に『逆打ち』をするとご利益が3倍、4倍になるという言い伝えがあるのだ。逆打ちとは88番札所から1番札所へと逆に巡る歩き方のことで、閏年は通年の数倍のお遍路さんが寺巡りをすることでも知られている。
 「なぜ逆打ちをするとご利益があるのか。それは、お遍路の途中でお大師(弘法大師空海)に出会える、という言い伝えがあるからです。お大師は1番から順番に回っていますから、どこかで必ず出会うということなんですね。四国遍路の始まりとして衛門三郎という人物の伝説があります。衛門三郎は天長年間の頃の豪農でしたが、ある日、訪れた托鉢僧をお大師とは気が付かず、無礼を働いてしまいます。その懺悔の気持ちから、後に四国巡礼の旅に出たのですが、20回巡礼を重ねても一向にお大師と出会えませんでした。そこで今度は逆に回ることで、とうとう出会うことができたのです。これが832年(天長9年)の閏年だったことから、閏年のお遍路はご利益が3倍、4倍になると言い伝えられてきたのです」(NPO法人『遍路とおもてなしのネットワーク』事務局長・宍戸さん)
 さらにもう一つ、逆打ちで弘法大師に巡り会えたという伝説が60年に一度の丙申(ひのえさる)に当たるということで、まさに丙申の今年が一生に一度のビッグチャンス「ご利益アップで5倍!」ともいわれているのだ。

 では、実際にお遍路をする場合、どのような方法で巡ったらいいのだろうか。お遍路というと一般的には“歩き遍路”を思い浮かべる人も多いだろう。歩き遍路は通し打ちと呼ばれる基本のルートで巡ると、前述したように約1460キロメートルもの長い道のりとなる。早い人で1カ月〜1カ月半、普通の人でも2カ月程度は掛かる長丁場になるので、一般的なサラリーマンにとっては現実的な巡り方とは言えない。
 「現在、お遍路をする人は年間で約15〜20万人ほど。そのうちのおよそ1割が徒歩です。

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