いま男性誌(紙)の見出しで盛り上がっているといえば「たかしょー」ではないだろうか。高橋しょう子。
《13年のグラビアデビュー以降、Gカップのダイナマイトボディでグラビアを中心に活躍。昨年秋の『日テレジェニック2015』受賞直後から活動を中止していたが、今春、「高崎聖子」から「高橋しょう子」に改名。初ヌードを披露し、大きな話題を呼んでいる。》(「フライデー」6月3日号)
「フライデー」は2週連続で「たかしょー」の大見出し。そして「乳首とヘアが見られるのはフライデーだけ!」という清々しいキャンペーン。そしてこのたかしょー、あの芸能人専門AVメーカー「MUTEKI 」でも5月にデビューしている。
この件に関しては、発売後の反響記事より「もしかしてAVデビューするのか?」と、情報が錯そうしてる時点の記事が面白かった。「え、あの子が?」という半信半疑ぶりが、今回の路線変更がどれだけ大きなことなのか、今まで彼女をよく知らない人でもわかったからだ。
たとえば、私が今年上半期のベスト記事候補にしてもいいのでは? とひそかに思っているのが、4月5日の東スポ一面である。
『元日テレジェニック高崎聖子 AV証拠写真』。
この記事が面白いのは、まるで幻の生物を探検するようなレポート調になっているのだ。ちょっと抜粋してみよう。
《高崎のAVデビューは幻なのか?男性ファンからため息が漏れてきそうだが、本紙はその心のモヤモヤを晴らす画像を独自ルートで入手した。》
《撮影したとなればその中身。残念ながら映像は入手できなかったものの、本紙は印刷関係のルートから高崎のデビュー作のパッケージの裏側を短時間見ることができた。》
パッケージの裏側を「短時間見ることができた」という、ディテールの細かさ。まさに未知の生物を目撃する瞬間のようではないか。こちらもハラハラしてしまった(バッチリ見れたようだ)。
そして作品は無事に5月に発売。「幻の生物・たかしょー」はついに姿をあらわしたのである。
Written by プチ鹿島
Photo by 高橋しょう子写真集『たかしょー』