累積標高3700メートルを走り抜け、距離50キロを走破する「比叡山国際トレイルラン2016」が、2016年5月28日に開催される。この過酷なロングレースは「11時間以内にゴール」という厳しいルールが設けられており、まさに精神を加速させることでようやくゴールに手が届く、己の限界を知ることができるレースなのである。以下は、大会の公式コメントである。
・大会の公式コメント
「全身全霊を込め、究極の境地にまで自分を追い込むことで、自分の知らない世界にまで己を高めるのだ。1200年の歴史を有する比叡山。荘厳な森のなかで仏に近づくために幾多の困難を越えてきた人々の道がそこにはある。現在人の琴線にふれる道がそこに存在する。長大な50ｋｍのこの山道を越えることでしか見ることのできない境地。己を見つめ、壁を乗り越え、そして人は生まれ変わる。21世紀のスポーツ「トレイルランニング」。その原点に触れる旅がここにはある」
・ゴッドの領域に達した者
どんなにガチムチでも、どんなに持久力があろうとも、どんなに精神力が強くとも、どんなに足が速くとも、肉体と精神がバランスよく鍛えられていなければ、走破は絶対に無理といえる。限界を超え、さらに限界を超え、そして神、いわゆるゴッドの領域に達した者だけが勝者となる。
・精神を加速させろ！
ちなみに募集人数は合計1250人だ。参加資格は高校生以上の男女で、フルマラソンもしくは30キロ以上のトレイルランニングレース完走者である必要がある。全コースを迷うことなく走ることが出来ることも必須条件だ。