【明日から使える雑学】 バレーボールの色はいつから「青と黄色」になったの?

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大学生のみなさんはバレーボールをプレーしたことがありますか?バレー部に所属している人はもちろん、多くの人が体育の授業などで一度はプレーしたことがあるのではないでしょうか。 では、バレーボールで使われるボールの色ってどんなイメージがありますか? 多くの人が「青と黄色」をイメージしたかもしれませんが、実は昔のバレー用ボールは真っ白だったのです。今回はバレーボールで使用されるボールの歴史について調べてみました。

■カラーボールが採用されたのはいつ?

実は真っ白のボールの歴史は100年以上続いています。初めて公式球にカラーボールが採用されたのは1998年のこと。MIKASAより発表されたもので、青×黄×白という組み合わせでした。当時はスポーツ用具のカラー化が進んでいて、バレーボールもその流れに乗ったかたちです。テレビ中継などの見栄えがよくなるということで、バレーボールのイメージを高めたいという意図もあったようです。
MIKASAは色を決める際、ボールに色のついたシールを貼り、なんと500種類ものデザインを考えたのだとか。その中から選ばれたものが「青・黄・白」という組み合わせだったのです。
当初は見栄え重視でカラーボールを採用しましたが、実際に使っている選手からも「ボールの回転が見やすい」「飛んでくるコースが予測しやすく、レシーブポジションが予想しやすい」とおおむね好評だったようです。
2008年の北京オリンピックからは、ついに白が完全に消え、青×黄色のボールが採用されました。花びらが開いたようなデザインのこのボールは、「ラリーが続く」ことで感動的な試合を……という狙いがありました。表皮にはランドセルでもおなじみの「クラリーノ」が採用されています。

■ほかにもさまざまな色が?!

日本のバレー界での公式球はMIKASA製ですが、ほかのメーカーでは違ったカラーボールが採用されています。代表的なのはmolten。白をベースに、緑と赤を使用しています。このボールはVリーグの公式球としても使用されているので、目にしたことのある人も多いのではないでしょうか? また、ビーチバレーでもカラフルなボールが採用されています。

人気スポーツといえども、歴史をたどってみると実はその人気を高めるためにさまざまな工夫がなされていることがわかりますね。大学生のみなさんも、バレーボールの試合中継などを見る機会があれば、ボールに着目してみてください。

文・ファナティック

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