内外野の天然芝化に球界初の観覧車、観客席増設による収容人員初の3万人超え。
世界に誇るボールパークを目指し、大きく生まれ変わった楽天の本拠地・Koboスタ宮城。6月6日現在、新生本拠地で24試合が開催されたが、その戦いはどのように変わったのだろう。
4つの数字を前年比との比較で御紹介しよう。
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■観客動員数の増加。球団史上最多の観客数で連敗脱出
本拠地24試合消化時点で、昨年546,813人だった観客動員数は今年574,584人、1試合平均1,157人増になった。象徴と言うべき好ゲームがある。10年ぶり9連敗で帰仙した5月27日の日本ハム戦。苦しむチームを支えようと本拠地に集まったファンは球団史上最多26,786人。その後押しを受けて先発・塩見は7回2失点の好投、銀次の逆転2点決勝打でみごと連敗脱出した。
■多かったエンタイトルツーベースがここまでゼロ
近年めっきり見かけなくなったエンタイトルツーベース。ただ、koboスタ宮城は例外だった。外野着弾のバウンドが高く跳ねる傾向があり、発生頻度は高く、昨年も実に18本が記録されている。
打者走者が3塁まで狙えるのに2塁に戻されたり、本塁突入を狙った1塁走者が3塁ストップを余儀なくされたりとエキサイティングなゲーム展開に水を差す形になる同二塁打。しかし、人工芝から天然芝に張り替えられた今季は、ここまでゼロだ。