環境問題やエコ意識が高まりつつも、まだまだゴミの量が諸外国に比べて多すぎると言われている日本。ただしゴミの量は多いけれど、実は「リサイクル」にはとても力を入れている面があるんです。今回は日本でのガラスのリサイクル率についてご紹介します。
■日本のガラスリサイクル率は90%?
統計局「世界の統計2015・16-9、一般廃棄物排出量・リサイクル率」によると、日本のガラスリサイクル率は2003年で90%。このリサイクル率は国内消費量に対し、リサイクル利用のために収集された量の比率をあらわしています。つまり国内で消費したガラスの内、日本では90%がきちんと収集されているということ。
日本と同様、この90%台のリサイクル率を達成しているのがノルウェー(90%)、ベルギー(92%)、スイス(95%)、スウェーデン(96%)でした。いずれも環境保全に力を入れている国ばかり。ここに日本が名を連ねられるのは、実はすごいことなのかもしれませんね。
■スウェーデンではどんなリサイクルをしているの?
日本のガラス瓶リサイクルは、主に市町村やガラス瓶を収集している事業者で分別収集され、再商品化するリサイクル業者に回される流れになっていますが、スウェーデンではプラス工夫された回収方法を取り入れています。それは容器包装が必要な品に、あらかじめデポジットというリサイクル料金を上乗せして販売するという方法です。あらかじめ払ったデポジットは容器をリサイクルすることで、払った人に上乗せ料金が還元されるようになっています。
スウェーデンでは使用済みの空き瓶をスーパーに持って行ったり、または設置されているデポジット制容器専門の回収機に投入したりすると、あらかじめ払った上乗せ料金が返還されます。またこのデポジット制度はスウェーデンだけでなく、ヨーロッパを初めとした数々の国でも取り入れられています。
日本でも空き瓶をお店に返却するとビンの代金を返還してくれるお店があったり、またお金の代わりにポイントを付与してくれるお店があったりしますが、まだまだ一般的な手法とは言えません。もしこのデポジット制が当たり前になったら、日本のガラスリサイクル率はさらにアップするのかも。
とはいえ、なにもインセンティブがないのに90%のガラスリサイクル率がある日本は、ゴミ量が多いとはいえ環境意識が高い国といえるのかもしれません。このままリサイクル意識をきちんと持ち続け、きちんとゴミを分別していきたいですね。
文・ファナティック