子どもが「この本、読んで!」と毎回同じ絵本を持ってくると、「またその本?他の本がいいんじゃない……?」と不安になったり、読み聞かせるのが面倒になったりしてしませんか?
実は、絵本の繰り返し読みは、知育のチャンス!
繰り返し読めば読むほど“思考力”が高まります。
■子どもの「同じ本を読んで!」は思考力を高めるチャンス!
幼児期の子どもは、気に入ったお話を何度も繰り返し聞くのが大好き。まだ文字を読めないのにお話を覚え、口ずさめるようになることもあります。
絵本のように、ストーリー性のあるお話を覚えて再現するには、話の筋道を追い、場面ごとの雰囲気や特徴、登場人物の気持ちを感じ取る必要があります。
つまり、子どもたちは、お話を楽しみながら頭をフル回転させ、思考力をぐんぐん伸ばしているのです。
■入試傾向に対応しよう!「何度も同じ本を読み聞かせる」ことで伸びる力3つ
(1)感じる力・読み取る力
登場人物の気持ちを、絵やことばから読み取る訓練を積むことで、読解問題や作文に必要な感じる力や読み取る力が高まります。
語彙を増やし、表現の幅を広げることにもつながります。
知識だけでなく、自ら考え表現することを求められる最近の入試傾向に対応するためにも、正しい意味を感じ、読み取る力が重要です。
(2)記憶力
大好きなお話なら、何度も何度も聞くだけでなく、お母さんのように自分で話してみたくなります。自分で話すには、記憶する必要があります。
子どもがお話を口ずさみ始めたら、じっくりと聞き、「すごい!自分でここまで言えるようになったね」と認めてあげましょう。
楽しく記憶力を高めることができます。
(3)書く力
絵本は、話し言葉ではなく書き言葉で書かれています。
会話では省略されてしまいがちな主語や助詞が正しく使われている文章に触れることで、話すときと書くときの違いや、文法の感覚を養うことが可能。書く力にもつながります。