生まれつき肥満体質に……母親の悪い食生活は赤ちゃんに遺伝するってほんと?

| 学生の窓口

妊娠後期になると異常な食欲にかられる妊婦さんが多いといわれていますが、だからといって欲望のままに食べてしまうと、出産や産後の身体だけではなく、なんと赤ちゃんの食生活にまでその影響が出てしまうことを知っていましたか? 大学生のみなさんの今の食生活ももしかして、生まれる前のお母さんの食生活が関わっているかもしれません。今回は妊婦さんの食生活が赤ちゃんに与える影響について解説します。

FASEB Journalに発表されたオーストラリアの研究者によると、妊娠後期に過食した妊婦の子どもにはその異常な食欲がそのまま引き継がれてしまうといいます。妊娠後期というのは胎児の代謝が形成される時期で、お母さんから送られてくる食事についての信号が赤ちゃんの神経領域の開発のひとつの指針になっているのです。

妊娠後期にに甘いものや脂っこいものを過剰に摂取したり、もしくは食べ過ぎたりすると、赤ちゃんの神経回路を狂わし、生まれつき糖分や脂肪を人以上に欲する体質になってしまうということが起きる可能性がぐっと上がるそうです。

逆にこの研究では、妊娠初期の過食は後期にバランスのよい食事を心がければ挽回できることもわかっています。このことからも、出産前の最後のひと月の食生活がどれだけ大切かということがよくわかりますね。

女子大生のみなさんは、将来母親になったときはきちんとバランスのとれた食事をとることを忘れないようにしましょう。また旦那さんになる男性は、奥さんの食事に気を遣ってあげるようにしてください。将来の自分の生まれてくる子どもの何十年もの人生を考えて、母親、父親になったときは気をつけてくださいね。

参考
Malbouffe en fin de grossesse : un risque d'addiction chez le b?b?
03.04.2015 Magicmaman.com
http://www.magicmaman.com/,pk-alimentation-femme-enceinte-surconsommation-malbouffe-fin-grossesse-peut-entrainer-addiction-bebe,2552798.asp

ピックアップ PR 
ランキング
総合
女子