友人の新しい髪形がいまいちだったとき、あなたは何て言いますか? きっと「かわいい~! こっちのほうが似合う!」など、本心を隠して相手を褒めるのではないでしょうか。一方男性同士でそのようなやりとりは見かけないですよね? 男女では、つく嘘のタイプが違うのでしょうか。
そこで今回は、「男がつく嘘 女がつく嘘」について、黒川イホコ先生にお聞きしました。
嘘の種類に性差はありません。たとえば、虚栄心の嘘。よく、男性は自分をよりよく見せるための嘘をつく、といいますが、女性だって一緒。ウエストサイズや体重を話題にするとき、少し差し引いて言うでしょう? バストサイズは、ちょっと盛るのにね。言い逃れに関する嘘もどちらもつきます。ただ、長い文脈を紡げる女性脳のつく嘘は完璧。男性脳のつく嘘は、ちょっと底が浅かったりします。嘘の種類に性差はないけれど、男女は対話において優先することが違うので、嘘のつきどころが違ってくるのです。
●女性は、「真実」よりも「共感」を優先する女性の嘘は、「真実」よりも「共感」を優先したときに起こります。たとえば、女子会の最中に、誰かが「これ、美味しい! ねねね?」なんて言いだしたら、たいして美味しいと思わなくても、「うん、ほんと」と相づちを打っちゃうのが、一般的な女性脳。相手の気持ちに水をかけ、場の雰囲気を壊してしまうことが、あえて真実を言うことに値しないと判断されるからです。
髪型や服装もそう。似合わないと思っても、本人が幸せそうなら、「幸せになれてよかったね」という気持ちを込めて、「いいんじゃない?」と同調します。しかし相手が親友など気心が知れている場合は、同調した後に「それさ、最初はいいと思ったんだけど、あなたにはもっとこんな感じがいいかも」といった具合にソフトに切り返すこともあります。
ちなみに、女性の対話は、「共感で始まり、共感で落とす」がセオリー。とにかく共感することが対話の目的と言っても過言ではありません。理由は、脳の「共感欲求が高い」から。女性脳は、共感することによって、ダイナミックに知識を増やしているので、「共感」は何より大事。