Source: http://aerofarms.com/
地球規模で都市居住者の増加傾向が続いている。
国際連合によると、1950年には人口全体に占める都市居住者の割合が30%程度だったが、2014年には54%に増加し、2050年までには66%に達すると予測されている。
■ 土を一切使わず、省エネルギーで効率的に農作物を栽培
Source: http://aerofarms.com/
都市型農場ソリューションを開発する『AeroFarms(エアロファームズ)』は、2015年11月、米ニュージャージー州ニューアークに年間200万ポンド(約90.7万キログラム)の農作物を収穫できる世界最大級の屋内農場を創設した。
『AeroFarms』のソリューションではLED照明を活用。光の波長を制御することで、光合成の効率を最大化しながら、エネルギー消費を最小限にとどめられる仕組みだ。
また、土を一切使わず、その代わりとなる給水用の布に種をまき、ミスト状にした水分や養分を与えながら栽培する“水中栽培”方式を採用。
『AeroFarm』によると、このソリューションによって、1平方フィートあたりの農業生産性を従来の75倍に向上させ、消費水量を従来より95%削減できるという。
■ 都市部での安定的な食料供給に最新テクノロジーを適用
米国では、近年、『AeroFarm』のほか、水耕栽培を活用したコンテナ型の『Freight Farms』や米マサチューセッツ工科大学メディアラボ(MIT Media Lab)の『CityFARM』など、都市型農場ソリューションの研究開発がすすめられている。
このような最新のテクノロジーを駆使した都市型農場ソリューションは、気候や土壌、時期を選ばすに活用できるのが利点。天候や気候の影響を受けずに、1年中、栽培でき、従来は農作物の栽培に不向きであった地域でも、農業が可能となる。
また、都市部や近郊に農場が広がれば、新鮮な農作物を都市の消費者に短時間で届けることができる。都市型農場ソリューションは、今後、さらに進むと予測される都市化に伴い、都市部での安定的な食料供給の手段として、ニーズがますます大きくなっていきそうだ。
【画像・参考】
※ AeroFarms
※ World Urbanization Prospects The 2014 Revision – United Nations
※ Freight Farms
※ Open Agriculture – MIT Media Lab
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