需要は消費者金融CMのみ?前田敦子とAKB48の不安すぎるポジション

「前田敦子写真集 不器用」より

 かつてのAKB48でセンターを務めたレジェンドがなぜ──。前田敦子(24)が消費者金融大手・アコムのCMに出演することが話題になっている。

 AKB卒業からはや4年、最近では深夜ドラマ『毒島ゆり子のせきらら日記』(TBS系)の主演を務めるも視聴率は全体平均2.5%と振るわず。6月22日にはソロデビューからの楽曲すべてを収録した1stアルバム『Selfish』を発売したが、オリコン7位で止まった。女優としても歌手としても、中途半端な結果に終わった感は否めない。週刊誌デスクによれば、『毒島ゆり子のせきらら日記』の惨敗は、彼女を追い込む形になったという。

「前田が過激なラブシーンを演じると紹介され、放送前から話題だった。内容も、“深夜の昼ドラ”と銘打ち、女性視聴者に訴えかける不倫をテーマにした愛憎劇。このドラマで、前田の女性人気を集めるはずでしたが、ふたを開けてみれば、深夜とはいえ平均視聴率2.5%。大惨敗です。AKB時代のファンも離れ、新規でファンを獲得する力もないことが証明された前田に、今後、ドラマの仕事は絶望的でしょう」

■「他と比べてもギャラは高い」

 そんな前田に飛び込んできた、消費者金融のCM。一部からは「落ち目」と言う声も上がっているが、今の前田にはこれしか選択肢はなかったと雑誌記者は話す。

「たしかに、消費者金融のCMはイメージが悪いですが、ギャラは他のCMと比較して高くなります。さらにアコムとなれば、全国区で、CMもバンバン流れる。たとえイメージが悪化しようと、テレビに露出するために選んだのでしょう。人気が確実に下落した今、忘れられてしまっては、本当に芸能界から消えてしまいますから」

 現在、消費者金融といえばAKB48のメンバーがレイクのCMに総出演しているが、圧倒的な人気を誇った元エースの”成長のない”選択には寂しさを禁じ得ない。国民的アイドルの代表作が消費者金融のCMとなりつつある現状にファンは何を思うのだろうか。

文・海保真一(かいほ・しんいち)
※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧 困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。
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