現在、圧倒的なアクションスターが日本にいないと言われている中、多彩で圧巻の空手技を映画『ハイキック・ガール！』（2008年）にて披露し、一躍注目を集めた女優の武田梨奈さん。今月は、日本を代表するアクションスタートして国内外で活動されている武田梨奈さんにインタビューです！♪ 今回は、お仕事編。2016年7月2日（土）よりロードショーされる映画『海すずめ』に主演されるとのことで、撮影中のお話を伺ってきました。
主人公の女の子は、愛媛県の宇和島の市立図書館の自転車課というところで働いていて、自転車でいろんな方のところに本を届けるという役柄です。その中でも友達関係だったり、家族、将来への不安だったり、いろんなことに悩みを抱えていてながらも、さまざまな経験と出会いを通じて主人公が成長していくお話です。
現地には、９月のまだ暑さが少し残るくらいの時期に二週間滞在して、すごく馴染みやすい場所というかアットホームな感じで、常に街のみなさんと一緒にいました。
撮影ではもちろんたくさん自転車にも乗ったのですが、撮影以外も移動手段が自転車だったので、撮影の合間に自転車にのってご飯を食べに行ったりとか、お風呂へ入りにいったりしましたね。
あとは、自然が多くて空気もきれいでしたし、食べ物も美味しかったですね。共演の小林豊さんとは、撮影の合間に30分でもあれば、自転車に乗ってなにか食べにいっていましたね。（笑）
映画の中のお芝居では、リアクションのお芝居が難しかったですね。私が演じた主人公の彼女があまり口数の多い女性ではなかったので、複雑な表情で表現をしなくてはならなかったので・・・。でも、私も悩みを人にあまり言わない性格というのもあってすごく共感できました。悩みは他人に言えないという部分もありますし、言いたくないというのもあるんです。悩みを他人に言ってしまった瞬間に、それが大きな悩みになってしまっちゃうんじゃないかなと思っているので。
ベテランの役者さんも多くて緊張しながら現場にはいりましたが、いざ撮影が始まってみると、みなさん家族のように本当に可愛がってくださってすごく嬉しかったです。