■タバコ屋さんは責任重大
20歳未満の人がタバコを吸ってはいけない根拠は、明治33年に作られた「未成年者喫煙禁止法」です。明治33年はちょうど1900年なので、1世紀以上前から存在する法律だけに知らないひとはいないでしょう。ところが未成年者の補導原因の約3割は喫煙と、違反するひとはいまだに多いです。警視庁の資料から、平成21〜25年に補導された人数と、喫煙が原因となった割合をあげると、
・平成21年 … 1,013,840人 / 36.0%
・平成22年 … 1,011,964人 / 35.9%
・平成23年 … 1,013,167人 / 34.9%
・平成24年 … 917,926人 / 33.0%
・平成25年 … 809,652人 / 31.7%
と、減少傾向とはいえ悪い人気は根強いのです。
原因のひとつとして、強い抑止力を持っていないことが挙げられます。驚くことにこの法律に違反しても、当人はなんの処罰も受けないです。