出馬表明で仕事激減?家庭と世間を振り回す”石田純一病”の深刻度

写真は「マイライフ」より

 東京都知事選挙の出馬を断念した俳優の石田純一(62)に、注目が集まっている。3月に第2子を出産した妻・東尾理子(40)は、出馬騒動が一段落するとブログに本音を漏らした。石田純一に「夏バテ?」と聞かれた東尾理子は、とっさに「石田純一病」と症状を命名したのだ。

 石田は7月8日、野党4党の統一候補という条件で、都知事選出馬の意思を表明していた。しかし、誰よりも反対したのが妻の東尾だった。その日のうちにブログを更新。「正直、家族での話し合いはできておりません」と驚き、「出馬しないことを願っております」と反対の意思をはっきりと表したのである。

「これには石田も相当応えたのでしょう。7月11日に出馬を断念する、と明らかにしました。その理由について、東尾を説得できなかったこと、そしてレギュラー番組やCM差し替えの調整が間に合わなかったを挙げています」(全国紙記者)

 東尾の反対ももっともなことだ。2015年9月、石田が安保法案抗議デモに参加し、「戦争は文化ではない!」などとスピーチを行った影響で、仕事が減ったことが報じられた。東尾は石田の収入減や、税金を払っていけるのか気をもんでいる。

■石田純一、政治への再チャレンジの可能性は?

 石田が政治を志すのは、血筋なのかもしれない。祖父は元目黒区議長で、衆議院選に落選した直後に亡くなった石田武太郎氏。石田の最初の妻は反原発活動をしており、石田はもともと、政治や社会活動との接点があった。

「しかし、『野党統一候補なら出馬する』『他に候補者がいるなら出馬しない』など条件をつけた石田の出馬について、本気度が高かったのか懐疑的な声もありました。出馬表明をすることで東尾も大騒ぎし、それをマスコミがニュースにするという、一種の炎上方法だったのでは、という見方です」(前出・記者)

 不倫ネタの後は子供ネタ、その後は政界進出ネタ。さらに『石田純一病』という新語まで拡散させてしまった石田家。今回の出馬騒動はしたたかな話題作りだった可能性もある。今後も衆議院議員などに出馬表明し、東尾の石田純一病が“再発”する可能性はなくはないだろう。

文・海保真一(かいほ・しんいち)
※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧 困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。
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