【高校野球】出場よりも厳しい倍率?歴代・夏の甲子園「キャッチフレーズ」

歴代・夏の甲子園「キャッチフレーズ」一覧

 激闘が続く夏の高校野球地方大会。続々と各地区の代表校が決まり、甲子園に向けた鼓動は高まる一方だ。

 1993年から夏の甲子園ではキャッチフレーズが採用されている。今大会のフレーズは「ワクワク、ドキドキ甲子園」。

 CM、ポスターなどで使用されるこのフレーズは実は公募によるもの。毎年、高校生対象のキャッチフレーズコンテスト(朝日新聞社、朝日放送主催、日本高野連後援)でグランプリに選ばれた作品が、その甲子園の夏のキャッチフレーズとして使用されている。

 今年の応募総数は4681点(1人1点)。全国高校野球選手権大会の地方大会への参加校数は4112校なので、ある意味では深紅の優勝旗よりも倍率が高い戦いなのだ……!

 激戦を勝ち抜いたこれまでの「歴代キャッチフレーズ」を一覧してみよう。

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夏の甲子園、歴代キャッチフレーズ
1993年「10年たってもわすれない」
1994年「ぼくらのノンフィクション」
1995年「君の勇気に会いにいく。」
1996年「やっぱり野球が大好きです!」
1997年「夏は、ぼくらの夢舞台」
1998年「甲子園で会いましょう」
1999年「君がいる甲子園が好き」
2000年「きっとある君だけの甲子園」
2001年「君といる夏 甲子園」
2002年「ずっと逢いたい 夢でした」
2003年「忘れられない、夏になる」
2004年「夏のドラマが動き出す」
2005年「君に見せたい夏がある」
2006年「夏の仲間にありがとう」
2007年「甲子園に、恋をした。」
2008年「この一球に、かける夏」
2009年「“夏”という名の宝物」
2010年「夏の夢、今、走りだす」
2011年「一瞬の夏、一生の記憶」
2012年「駆けあがれ! 夏のテッペン」
2013年「野球が僕らを一つにする」
2014年「キラキラ輝く、キミの夏」
2015年「新たな夏、プレーボール。」
2016年「ワクワク、ドキドキ甲子園」

■来夏に向けた戦いは既にはじまっている!

 規則は15字以内。過去の作品はどれも「シンプルイズベスト」を体現した名コピーばかりだ。

 このキャッチフレーズコンテストは来夏(2017年)に向けた募集がすでに始まっており、10月14日(必着)が応募締切。(詳しくは朝日新聞ホームページなどを参照)

 漢字にするのか、ひらがなにするのか、最後に句点を打つのか-などなど、グランプリを目指すにはさまざまな研究が必要になる。ちなみに今夏、惜しくも次点となった優秀賞は以下の通りだ。最高峰へ挑戦する高校生がいれば参考にしてほしい。

2016夏 優秀賞
「最高の夏へフルスイング」
「僕らの想い、夏に咲け」
「まだ見たことのない夏を」
「野球に恋する季節です」
「ぼくらの夏は、夢限大!」
「勝ちたい気持ちは、ストレート」
「野球に出会えた、この奇跡。」
「とびっきりの夏、甲子園」
「思いをつなぐ、この一球」
「かっ飛ばせ、夏の想い。」

文=落合初春(おちあい・もとはる)

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