イケメン陣の悪評が影響?桐谷美玲主演ドラマが低調のワケ

「失恋、旅行、パリ。 桐谷美玲ファースト写真集」より

 女優の桐谷美玲(26)が主演をつとめる、ドラマ『好きな人がいること』(フジテレビ系)の視聴率が芳しくない状況のようだ。第1話、第2話とそれぞれかろうじて10%を越えたものの、第3話では8.7%と2桁を割ってしまった(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

 同作は、桐谷と3人の若手イケメン俳優を主軸としてストーリーが展開する、王道の「胸キュンラブストーリー」。桐谷の相手役は、山﨑賢人(21)、三浦翔平(28)、野村周平(22)がつとめ、女性ファンの心をつかもうという思惑が見て取れる、しかし、現実はそう上手くはいなかいようで……。

 特に視聴率を2桁から1桁に落としてしまった第3話の放送では、閉館後の水族館でデートをするなどという、非現実的な演出のオンパレードに視聴者はどん引き。「やり過ぎでもはや引くレベル」「あざとすぎて全然キュンとしない」といったコメントが寄せられており、過剰な演出が低視聴率の原因になってしまっている。

「山﨑が桐谷の顔を豪快にムニッとつかみ突然キスするという、“壁ドン”ならぬ“顔ムニ“シーンもありましたが、こちらも視聴者たちの目を点にさせていたようです。胸キュンを狙うがあまり、こうした漫画のような演出が、もはや失笑を買うレベルなのです」(芸能ライター)

■過去に下品なスキャンダルも

 今後も披露されるであろう胸キュン演出に、視聴者はどこまで耐えることができるのだろうか。その一方で、イケメンとして抜擢された三浦にも、視聴率を下げてしまう要因があるという。

「三浦は特に目立った女性とのスキャンダルはこれまでになかったのですが、素行の面があまり良くないことが評判を落としているようです。過去に俳優の佐藤健(27)と共に合コンに参加し、三浦が『ブス帰れ』とコールをしたことや、自身のバースデーパーティで羽目を外す様子が報じられており、チャラいイメージを抱いている人も多いようです」(前出・関係者)

 合コンの件もバースデーパーティーの件もどちらも過去の話ではあるが、ドラマ放送がスタートした途端に、ネットを中心にこれらが蒸し返されてしまった状態だ。その結果、一部の女性視聴者の中には「どんなかっこいいシーンでも、あの報道を思い出してしまう」と、視聴率低迷のひとつの要因になっている。

 イケメンのキャスティングすらも仇となっている同ドラマは、今後、視聴率を回復することができるのだろうか。

文・海保真一(かいほ・しんいち)
※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。
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