8月13日深夜、SMAPが25周年の節目に解散を迎えることがわかった。解散騒動後のメンバー間の溝が埋まることはなく、休止よりも解散を選んだ結果だ。その予兆はジャニーズ事務所の“力の源泉”である圧力に表れていた。
「ジャニーズ事務所はスキャンダルを潰し、熱愛が発覚した際には相手を業界から干すなど芸能界で絶大な力を持っています。しかしここ最近、スキャンダルが続いている。4月にHey! Say! JUMP・中島裕翔(23)と吉田羊(年齢非公表)の半同棲報道。6月には、SMAP草なぎ剛(42)初の熱愛報道。そして7月に嵐・二宮和也(33)と伊藤綾子アナ(35)、関ジャニ∞・大倉忠義(31)と吉高由里子(28)の熱愛が報道されました。これは今までならジャニーズの力で、表沙汰にしないこともできたはず」(ジャニーズに詳しい関係者)
さらに、通例なら干されていたはずの熱愛相手は、おとがめなし。伊藤綾子アナは現在も変わらず『news every.』(日本テレビ系)にレギュラー出演。吉田羊にいたっては、10月から『メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断』(フジテレビ系)に初主演と活躍の幅を広げている。
異例ともいえるジャニーズ事務所の状況に、業界内では「ジャニーズのメディアに対する圧力低下」が囁かれているのだ。
■「要望」という名のわがまま
今までのジャニーズ事務所は、自分たちの有利にことを運ばせるため、要望という名のわがままを通してきた。テレビ関係者は話す。
「ジャニーズをドラマ主演に置くと、キャストの指定や脚本の書き換は当たり前。要求を飲まなければ、『うちのタレントはもう出さない』と言われてしまう。テレビ局にとってジャニーズタレントが使えなくなるのは致命的。圧力とはわかっていても、屈するしかない」
しかし、その圧力にはSMAPという重要な要素が必要だった。
「ジャニーズ事務所が言う『うちのタレント』とは、もちろんSMAPと嵐の二枚看板を指していました。しかしSMAPの解散騒動が起きて以降、嵐を主軸に若手を押すという新体制になり、SMAPは使わせてくれなくなった。すると、視聴率が獲れなくなった。7月に放送した特番『嵐ツボ』(フジテレビ系)の視聴率が7.9%、若手を起用した『HOPE』(フジテレビ系)は6%台、『ときをかける少女』(日本テレビ系)は4%台と低視聴率ですから」(前出・関係者)
そして、SMAPの解散が決定した今、国民的グループを失ったジャニーズ帝国は、同時に発言力も失うことになる。
「ジャニーズの看板と言えば5人揃ったSMAP。それも今や叶わない。嵐の特番は数字が取れないことが証明され、若手は論外の成績。となると、ジャニーズの圧力に屈する必要はなくなります。若手プロデューサーの間ではジャニーズ外しの論調もあり、SMAP解散でより高まることは間違いありません」(前同)
SMAPを解散に追い込んだジャニーズ事務所。その代償は計り知れない。
- 文・阿蘭澄史(あらん・すみし)
- ※1974年滋賀県出身。フリー記者。某在京スポーツ紙の契約記者を経て、現在は週刊誌等で活躍中。主な著書に『真相!アイドル流出事件簿』(ミリオン出版)、『事務所をクビになった芸能人』(竹書房)、『芸能人のタブー』(宙出版)など。