SMAP解散で香取を利用?ジャニーズの”マスコミ操作”に疑問の声

Photo by gatopalomas(写真はイメージです)

 独立解散騒動で注目を浴び続けていたSMAPが、ついに年末の解散を発表。マスコミ各社はさらなる取材を進めているが、その中で香取慎吾(39)の精神状態に関して、ジャニーズ事務所の扱い方が“非常識すぎる”と批判されているという。

 香取といえば、正式な解散発表に至るまでの間、グループ存続の“キーパーソン”的な報道が出ていた。1月の騒動当初はジャニーズ残留派・木村拓哉(43)と、独立派の中心・中居正広(44)の対立が取り沙汰されたが、最近になって香取が木村を強く拒絶していたと報道されている。

■香取を利用するジャニーズの対応

「ジャニーズ関係者は、この件について取材を行ってきた各メディアの記者たちに、『香取は現在カウンセラーを付けなければならないほど精神状態が不安定で、酷い報道が出ると自殺しかねない』、『だから記事をマイルドにしてくれ』と要求しているんです」

 こう語るのはスポーツ紙記者。

 確かに香取は元チーフマネジャー・飯島三智氏の退社に誰よりも心を痛めており、芸能活動にも希望を見いだせなくなってしまったと言われる。今年1月クールで主演を務めた『家族ノカタチ』(TBS系)の打ち上げの席でも、「明日どうなるかわかりません。もしかしたら自殺しているかも」と漏らしたことも報じられていた。

「この報道には、マスコミ内からも心配の声が上がっていました。しかし、だからこそ今になってジャニーズ側が、香取のメンタルを理由に記事を封じ込めようとしてきたことに、関係者は憤りを覚えているんです。そもそも記者を牽制する以前に、事務所側がもっと香取のケアを行うことが第一優先のはず。それを盾にマスコミを牽制するなど、言語道断の行為でしょう」(テレビ局関係者)

 ジャニーズは8月14日未明、香取の生放送番組『SmaSTATION!!』(テレビ朝日系)の終了を待ってから解散を発表しており、その点では彼のメンタルを気遣っていたのかもしれない。

 しかし、放送は今週以降も予定されており、明後日20日放送では東山紀之(49)のゲスト出演も予定されている。果たして香取は、通常通りテレビ出演を行うことができるのだろうか。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。
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