リオ五輪男子50キロ競歩決勝で、日本代表の荒井広宙(28)が失格から3位に返り咲き、競歩では日本初となる銅メダルを獲得した。
今月19日に行われた決勝。荒井は3位でフィニッシュを遂げたが、ラスト1周のところで、カナダ代表のエバン・ダンフィー(25)を抜き去る際に接触。これがひじを故意にぶつけたと見なされ、失格となっていた。しかし、これに日本側が抗議し、国際陸連にすぐに上訴を行った。
結果的に上訴が実り、荒井は3位を奪還し、ダンフィーは4位に繰り下がった。ダンフィーは、カナダ陸連のホームページを通し、「お互いぶつかることは競歩ではよくあること。競技の一部だと思ってます。これ以上、スポーツ仲裁裁判所に上訴するつもりはありません」と、今回の結果を受け入れる文章を掲載した。さらに、続けて「たとえ抗議が成功しても、そのメダルを誇りには思えない」「今夜はぐっすりと眠れそう。正しい選択をした」ともコメントした。荒井も現地のマスコミにメダル獲得の喜びを語り、あわせて接触したダンフィーから、「ソーリー」と謝罪され、ハグをして別れたことを伝えた。
一連の騒動に、当初日本の競歩ファンは憤りを隠せない声をSNSなどに上げていたが、ダンフィーがコメントを出した後には、世間からは「競歩のダンフィー選手がとても紳士的だ」「ダンフィー選手、スポーツマンとして最高にすばらしいと思う」「人間ができてる、頭が下がる」と称賛の声が相次いだ。
他にも、「東京に来た際には大歓迎で迎えます!」「ダンフィー選手、東京でお待ちしてます!」という声まで上がっている。閉会式には、にこやかなツーショット写真までSNSにアップした両選手。4年後の東京五輪で、二人が再戦するのを楽しみにするファンも増えたようだ。
※画像はエバン・ダンフィーのツイッターアカウント『EvanDunfee』より
リオ五輪・競歩「カナダ人選手の紳士的態度」に称賛あがる
2016.08.25 14:00
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