イメージ戦略?EXILE・ATSUSHIの渡米に隠された狙いとは

「EXILE Joy-ride ~歓喜のドライブ~」より

 EXILEのATSUSHI(36)が、2018年まで期間限定で海外を拠点に活動することが、8月31日にEXILEの公式サイトで発表された。年内には、米国に拠点を移すという。

 公式サイト内でATSUSHIは、「EXILEが15周年を迎えようとする中、グループが、そして自分自身が、さらに進化していくためにはどうするべきか……。それをここ数年の間、ずっと考えていました」と語り、その間必然的に日本国内でのEXILEでの活動は制限せざるを得ないと綴っている。また、それが期間限定のものであり、2018年には進化したEXILEのパフォーマンスを見せると、具体的な期間についても明記した。

 EXILEといえば、先日行われたリオデジャネイロ五輪の、フジテレビ系列テーマソング「Joy-ride 〜歓喜のドライブ〜」を担当したことでも記憶に新しい。2008年には、北京五輪でのテーマソングも担当しており、EXILEとして2度目の五輪テーマソングを務めたことになったが、今回のATSUSHI渡米は、そんなオリンピックが大きく関係しているという。

「2018年に戻ってくるとあえて明記しているのも、2020年の東京五輪を狙ってのことでしょう。それも、番組テーマソングにとどまらず、開会式での国家独唱をも意識してるともっぱらの噂です。今回の渡米で、ATSUSHIは海外での知名度を大きく上げたいと考えているのでしょうね」(音楽関係者)

 しかし、ATSUSHIが海外で名を馳せようとも、五輪開会式起用にはたくさんの壁があるという。

■ATSUSHIが見据えるイメージ戦略

 2020年東京五輪に向けて、各芸能事務所は既に、その“利権”にあやかるべく動き始めている。EXILEが所属するLDHもそのひとつ。しかしLDHは、陰湿な社内イジメ騒動が出て以来、評判はガタ落ち。そのため世間の目も厳しくなっている。これまでに海外での歌唱経験を多数持つATSUSHIといえども、今後の大舞台での起用には懸念の声が挙がっているのも事実なのだ。

 そればかりか、さらにLDHの不祥事が明るみに出れば、EXILEが芸能界から干される可能性もありえる。今回のATSUSHI渡米には、そういったイメージ戦略の意味合いが強いようだ。

 また仮に、日本での仕事を干されていたとしても「ATSUSHIが渡米しているのだから日本での活動はできないだけ」と見せかけることができるのだ。さらに突っ込んだ声も聞こえてきている。

「今回の“イジメ報道”をきっかけに、ATSUSHIはもうLDHに未練がなくなったという話があるんです。一人で渡米するのもEXILEはおろか、LDHからも脱退し独立することを想定したものなのではと噂されています。五輪に対しても、もしかしたらEXILEのATSUSHIとしてではなく、ソロで考えているかもしれませんね」(芸能関係者)

 過去には、元メンバーの清木場俊介(36)も脱退・独立した背景があり、ATSUSHIがその後を追う可能性は十分に考えられる。ましてや最近のEXILEは、少しずつ売り上げを落としている状況で、三代目 J Soul Brothersの勢いに押し負けている感が否めない。

 事務所のエースとしての地位を、近い将来その弟分的存在に取って代わられるとあっては、グループにこだわる理由がなくなるのも分かる。ATSUSHIはアメリカで、EXILEというグループとLDHという事務所を、自身のイメージ戦略と天秤にかけるつもりかもしれない。

文・阿蘭澄史(あらん・すみし)
※1974年滋賀県出身。フリー記者。某在京スポーツ紙の契約記者を経て、現在は週刊誌等で活躍中。主な著書に『真相!アイドル流出事件簿』(ミリオン出版)、『事務所をクビになった芸能人』(竹書房)、『芸能人のタブー』(宙出版)など。
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