いま、密かにブームになっているのが甘酒です。甘酒は飲む点滴とも呼ばれており、栄養素が体に吸収されやすいようになっていることで知られています。2016年3月15日放送、「林修の今でしょ!講座」(テレビ朝日)では、甘酒の効能についてが特集されました。
■甘酒の種類って?
甘酒には2種類あり、酒粕で作るものと、米麹で作るものがあります。酒粕で作る場合には、酒粕にお湯・砂糖・塩を入れて混ぜて、日本酒を加えて出来上がり。米麹で作る場合には、コメに麹菌を加えて4日間かけて繁殖させます。蒸したコメと米麹をまぜて10時間寝かせて、お湯の中に入れて塩を入れてできあがり。酒粕からできたものは、値段が安いがアルコールが残ってしまいます。米麹からできたものは、値段が高くてアルコールが残らない仕上がりです。
酒粕の甘酒は清酒酵母で、アデノシンを活性化させ、睡眠の質を上げてくれる効果があるそうです。飲むタイミングは寝る1時間~2時間前がベストで、コップ1杯程度の量が最適だそう。一方、米麹の甘酒には、血圧上昇を抑える効果があります。米麹の甘酒にはペプチドが入っており、ペプチドは血管の中で悪い酵素とホルモンが結びつくのを防いでくれるといいます。ただ、薬ではないので、急激に血圧を下げてくれるものではないので注意が必要です。個人差はあるものの、だいたい3ヶ月から半年程度で効果があらわれるそう
内科医の石原先生によると、甘酒にしょうがを入れるなどのレシピがおすすめです。生姜の皮に利尿作用があり、皮と一緒にすりおろしたものを甘酒にいれることで、血圧の上昇をおさえる効果がより期待できます。飲むタイミングは朝がいいでしょう。
■まだまだある! 甘酒の効能
甘酒で目の下のクマを取ることもできます。どの成分に効果があるかはまだ研究中ですが、東京工科大学と大手メーカーの研究で調査した結果わかりました。クマは血液の流れが悪いことが原因のため、血の巡りが良くなるのがクマが取れる原因ではないかと考えられています。
米麹の善玉菌で免疫力がアップすることもわかっています。体の免疫の60%は腸にあると言われていますが、甘酒の善玉菌が腸内の免疫細胞を活性化させるのです。1週間継続して飲むことで、免疫力アップの効果を試せるでしょう。便通が改善して体温が上がるのを実感できます。
甘酒は、俳句で使う場合は季語は夏。江戸時代は夏バテ防止に冷たくして飲むものでした。甘酒そのものは、古墳時代から飲まれているもの。古来からの知恵を活かして、この夏は甘酒で体質改善を目指してみてはいかがでしょうか?