【プロ野球】風雲急を告げるパリーグ3位戦線。楽天の3年ぶりAクラス、“ミラクルイーグルス”はあるのか!?

楽天の3年ぶりAクラス、“ミラクルイーグルス”はあるのか!?

 首位の座を巡るソフトバンクと日本ハムの激しいデッドヒートが注目を集めるパリーグ。実は「3位戦線も異常あり!」といえる、風雲急を告げる事態になってきたのを、皆さん御存じだろうか。

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■楽天の8月以降の戦績はリーグ1位

 台風の目は4位・楽天の躍進だ。夏場、めきめきと調子を上げ、8月以降の戦績はリーグ1位の16勝12敗1分、勝率.571。一時は最大15あった借金を1ケタまで圧縮し、最大13.5ゲーム引き離されていた3位とのゲーム差も、ここへきて8まで詰めることに成功している(いずれも9月5日現在)。

 一方、3位・ロッテは8月17日以降、5勝11敗1分と大失速だ。唐川侑己や古谷拓哉 ら先発投手の故障離脱もあり、投壊が発生。追い打ちをかけるように正捕手・田村龍弘が急性上気道炎で登録抹消と、苦しい戦いを余儀なくされている。

 彼我の状況がこのまま続けば、楽天の3年ぶりプレーオフ進出、「ミラクルイーグルス」の可能性が俄然、現実味を増す情勢になってきたのだ。

■快進撃を支えるのは、試合数を上回るホームラン攻勢!!

 好調楽天は、まるで連夜の花火大会だ。試合を支配するホームラン攻勢が夏場の逆襲を支えている。一発で挙げた得点は、7月までは全得点の23パーセントにとどまったのが、29試合で32発を量産する8月以降は46パーセントと倍増しているのだ。

 アマダーが超弾道を8発ぶちかませば、ウィーラー、ペゲーロも怪力を発揮して各5本塁打。外国人打者の打棒に触発されるように、日本人打者もバットがよく振れており、オフの肉体改造が成功した島内宏明は6本塁打を記録。

 9月1日に1軍再合流したばかりの中川大志も、早くも2発を記録。9月4日のソフトバンク戦では、ソフトバンクのマジックを消す満塁弾をバックスクリーン左へと放り込み、この「首位いじめの一発」でお立ち台に立っている。

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