あまり人気のないドラマの話題で決まって聞かれるのが、「これなら昔放送していたドラマの再放送でも流していたほうがマシ」なんて言葉。しかしそんなときに名前の挙がる昔のドラマには、再放送したくてもできないものも多いのだ。
1994年に放送された『17才―at seventeen―』(フジテレビ系)は、当時トップアイドルだった内田有紀(40)の主演ドラマ。脇を内田同様に人気のあった一色紗英(39)や武田真治(43)、山本太郎(41)らが固めていたが、放送第1回から盛り込まれた未成年設定の出演者らの喫煙や飲酒シーンをスポンサーが問題視し、降板騒動まで起きる事態となった。コンプライアンスに厳しくなった現在では、上記のようなシーンを放送できるはずもなく、再放送は不可能。ビデオやDVD化もされていない。
2007年に放送された北乃きい(25)主演の『ライフ~壮絶ないじめと闘う少女の物語~』(フジテレビ系)は、すえのぶけいこの同名漫画をドラマ化した作品。福田沙紀(25)らによる北乃への壮絶ないじめがあまりにもリアルだったため、中高生の子どもを持つ保護者から「いじめを助長する」という旨の抗議が殺到した。その反面、視聴率は土曜日深夜にもかかわらず、平均12.2%、最終回では17.4%を記録。しかしながら、その過激な内容ゆえに再放送されたことはない。
大食いブームを受けて高視聴率ドラマとなったのが、SMAPの草なぎ剛(42)が主演を務めた、2000年放送の『フードファイト』(日本テレビ系)。本放送終了後もスペシャル版が2本も制作されたほどだったが、2002年に愛知県の中学生が給食中に大食い番組のマネをして窒息、死亡するという事件が発生。各局の大食い番組が軒並み放送を自粛する中、このドラマの続編が制作されることもなく、再放送もされていない。
2001年に放送された月9ドラマの『ラブ・レボリューション』(フジテレビ系)も再放送は不可能といわれている。主演の江角マキコ(49)の他、今や押しも押されもせぬ視聴率女優となった米倉涼子(41)や藤木直人(44)らの豪華キャストによるこの作品だが、問題なのはそれ以外の出演者。なにしろ押尾学(38)と極楽とんぼの山本圭壱(48)がダブルで出演していたのだ。平均17.4%を記録した本作だが、再放送は今後も難しそう。
再放送されない理由はドラマによってさまざまだが、その中でも大きな理由となっているのが、放送時と現在との価値観の違い。昔は多かった喫煙シーンが、今ではほとんど見られなくなったのもその一つだ。今放送しているドラマも、やがてなんらかの理由で再放送されなくなる……なんてことがあるのかも!?
「再放送できない」名作ドラマの“ウラ事情”とは
2016.09.13 18:00
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