SMAP解散前のラストステージ争奪戦で”嵐と共演案”も浮上

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 電撃解散発表からおよそ1ヶ月が経った9月9日、SMAPは静かに25周年を迎えた。そんな中、25年前にデビューした地、「西武園ゆうえんち」に多くのファンが駆け付け話題になっている。

 同会場にはイベント開催の要望も多数あったが、安全面を考慮して見送りとされていた。しかし代わりに、当日に限り会場BGMにSMAPの曲を流すという“神対応”。平日にも関わらず、SMAPファンを中心に、普段の約6倍となる1200人以上が全国各地から来場した。

 それだけSMAPの解散は、人々の感情を動かすもの。となれば、各テレビ局が食いつくのは自然な流れだが、各局は最後のSMAPバブルにあやかろうと必死なのだとか。

■SMAPラスト出演に向けてしのぎを削る各局

『紅白歌合戦』(NHK)のここ数年の低迷に歯止めをかけるべく、SMAP最後の出演に躍起になっているNHKは、籾井勝人会長(73)がジャニー喜多川社長(84)に直談判も辞さない可能性を示した。また『輝く!日本レコード大賞』のTBSや、『ミュージックステーション』のテレビ朝日なども、どんな手を使ってでもSMAPに出演オファーを出し続けると意気込んでいる。

 ただジャニーズ事務所としては、これまでのSMAPブレイクへの恩義もあって、フジテレビ優先が既定路線とする見方が大きいようだ。

「フジには、『夢がMORI MORI』や『笑っていいとも!』など、SMAPブレイク前から各メンバーを出演させてくれていた恩義がある。その上、今は、Hey! Say! JUMPをごり押し中ですからね。そういった縁からも、ジャニーズはフジを裏切れないんじゃないですかね」(テレビ局関係者)

 一方で、嵐の積極起用で相当密な関係である日本テレビも可能性が高く、これまでタブーとされてきた嵐との共演までぶち上げてSMAPのラストを飾るのではと大胆な予測もあるという。

 ひっそりとしたSMAP25周年の陰で、解散を演出したい各局周辺が慌ただしい。解散までは、残り3ヶ月あまりとなったSMAPのラストを飾るべく、各局白熱のレースは既にスタートしている。

文・真田栄太郎(さなだ・えいたろう)
※1978年神奈川県出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ダークサイドリポート』(ワニマガジン社)、『週刊宝島』(宝島社)、『Hot Dog Press』(講談社)などに寄稿。現在は週刊誌の記者・編集者として事件、芸能取材に奔走する
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