“2016年の日本に警鐘を!”と叫ばれているのが、『富士山の噴火』と『南海トラフ地震』の二つ。富士山大噴火に関しては、今すぐに起きてもおかしくないような状況と言われている。
さて、もう一つの爆弾は、日本列島の南側に横たわる『南海トラフ』だ。東海・東南海・南海から成る、深さ40000メートルのこの海溝を震源とした巨大地震の発生が間近に迫っていることは、度々報じられている。しかし、次に発生する南海トラフ地震が超巨大な津波を発生させる可能性が高いことが、名古屋大学の研究グループにより発表された。
「今回の発表は、南海トラフ地震で従来考えられていた震源域よりやや浅めの、フィリピン海プレートが日本の陸側プレートに沈み込む境界(海溝軸)付近で、ひずみが確認されたというもの。東日本大震災でも、想定されていた震源域に加え、海溝軸周辺が巻き込まれた。ここもやや浅いため津波が大きくなったのです」(サイエンスライター)
南海トラフ地震は前回、1944年と'46年に起き、多くの犠牲者が出ている(昭和地震)。
武蔵野学院大特任教授の島村英紀氏が解説する。
「その時は、やや小ぶりなものだったと言えます。フィリピン海プレートは1年4.5センチ西に移動する。その速さは一定であるため、前回小さかったぶん、ひずみがかなり溜まっている可能性があるのです」
南海トラフ地震は、これまで把握されているだけで13回起きているが、中でも大きかったのは宝永地震だ。
「1707年、東海道沖から南海道沖を震源域として発生したが、南海トラフのほぼ全域にわたってプレート間の断層破壊が発生した。次の南海トラフ地震はこの時と同じく巨大になると言われているのです」(同)
最近では、南海トラフから琉球海溝まで全長1000キロにも及ぶ断層が連動して破壊されることで、M9クラスの超巨大地震が発生する可能性も指摘され始めている。
「同タイプの連動地震は、御前崎(静岡県)、室戸岬(高知県)、喜界島(鹿児島県)の3カ所の海岸に残されていた、通常の南海トラフ連動型地震の隆起より明らかに大きな隆起地形から、平均1700年間隔で発生していることが推測されている。また、東海地震単発においては、浜岡原発(静岡県)近くのボーリング調査により国の想定する3倍の地殻変動をもたらすタイプが、この5000年で3回起きていることも判明している。これらが重なる1000年に一度の超巨大地震が、次の南海トラフ地震との見方もあるのです」(前出・ライター)
次の南海トラフ地震が現実にやってくるとなると、防御しようがない。正に“日本を呑み込む”事態になるのだ。
警鐘! M9クラス「南海トラフ地震」の超巨大津波が日本を呑み込む
2016.10.12 10:00
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