料理の写真を撮ってSNSに掲載するのは禁止するべき? ドイツでは著作権が発生する場合も!

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ドイツでは、料理でも特に丹精込められたものは、芸術作品としての価値を持ち、著作権の保護対象であると裁判で認められたんだそう。日本では許可無く料理写真をSNSやブログ等に掲載しても今のところ問題ありませんが、なかには勝手に写真を撮られることをよく思っていないシェフもいるかもしれませんね。2016年3月16日放送の「バイキング」(フジテレビ)では、料理写真のSNS投稿の是非についての議論がされました。

賛成派の関口メンディーさんは「目の前の料理だけを撮るならOK、禁止なら禁止と貼っておけばいい」と意見。いとうまい子さんは「おいしかったらおいしかったと共有したい」とこれまた賛成意見を語りました。

一方、反対派は坂上忍さんと梅沢富美男さん。梅沢さんは「居酒屋で撮るのはいいけれども、ちゃんとした店で勝手に取るのはNGだと思う。昔はカメラだった。カメラの時代は、芸能人を撮影するのも『撮っていいですか?』と聞いてくれた。今は、携帯カメラなので黙って撮ってしまう。お店でも料理の場合は許可を取ってほしい、お金を払ったらいいというものではない」と主張しました。坂上忍さんは「単純に品がない。スマホを持ってないから勝手に撮るという感覚がわからない。女の子と食事に行って、料理の写真に夢中になられたら興ざめ」とのこと。

街の人の意見としては、「必ずしもマイナス効果だけじゃない。まずいと言われてもそれは率直なお客さんの意見なので店側も受け止めるべきだと思う」「きれいだから撮るのであって、悪気があるわけではない」「作った人の意見を尊重すべき」
「シェフにとって料理は芸術。わざわざ写真にとって載せるのは単なる自慢」といったものがあがっています。


最後に撮られる側のお店の意見として「できれば早く食べてほしいが、SNSを見て来てくれるお客さんもいる。賛成も反対もどちらの意見もあっていいが、うちのお店としては写真撮影はOK」という蕎麦屋さんが登場しました。ただ、「クオリティが低いと思われるのがイヤ」という寿司屋の反対意見も出ていました。

日本では、料理サイトを見ながらお店選びをする人も多く、ブログなどの写真付き口コミを見て来店するお客さんが増えることも考えると、一概に料理写真をUPすることが悪とはいえないかもしれませんね。そういう日本独自の文化的背景もあり、「禁止」と言ってしまうのはもったいないルールかもしれません。

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