テリー どちらかといえば、世間的には草刈さんって現代劇のイメージが強いんじゃないですか?
草刈 確かに、役者の仕事をやり始めた時は、僕自身、こんな顔ですから「絶対に時代劇のオファーは来ないだろうな」と思っていましたよ(苦笑)。
テリー でも、そんなイメージ、吹き飛んじゃいましたね。僕が言うのも失礼ですけども、草刈さん、声の出し方も変わりましたよ。
草刈 年のせいもあるかもしれないですね。
テリー いやいや、これがまた、いい味が出ているんですよ。たぶん「真田丸」を通して、日本中が草刈正雄という役者の新たなすごさ、新しい価値観みたいなものを感じ取ったんじゃないかと思います。
草刈 そう言っていただけますと、本当にありがたいですよ。でも、とにもかくにも、三谷さんが昌幸のキャラクターをうまく書いてくれていますからね、そこに尽きると思います。僕ら役者って、何といってもおもしろい台本が第一ですから。だから、「真田丸」に関しては、もう役者もスタッフも、みんなノッているわけです。とにかく「この作品をいいものにしよう」という、みんなのエネルギーがすごくて。
テリー 息子役の堺さんや大泉洋さんほか豪華キャストがズラリとそろっていますけど、現場の雰囲気はいかがでしたか。
草刈 もう、みんなで細かくコミュニケーションを取り合いましてね、すごいですよ。恐らく、三谷さんは、ご自分が好きな俳優さんを選ばれていると思うんですよ。役者それぞれの個性や癖もよくわかってるから、皆さん、ピタリと役柄にハマっていますし。
テリー 撮影に入って、何か苦労されたことは?
草刈 最初はもう、セリフが多くて多くて、泣かされました。そんなに覚えられないよ、っていうくらいのボリュームですから。