デル ポトロが33ヵ月ぶりのタイトルを獲得 [If ストックホルム・オープン]

| テニスデイリー
デル ポトロが33ヵ月ぶりのタイトルを獲得 [If ストックホルム・オープン]

 スウェーデン・ストックホルムで開催された「If ストックホルム・オープン」(ATP250/10月17~23日/賞金総額56万6525ユーロ/室内ハードコート)のシングルス決勝で、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場のフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)が第6シードのジャック・ソック(アメリカ)を7-5 6-1で倒し、33ヵ月ぶりのツアー・タイトルを獲得した。

 ここ数年、手首の故障に苦しめられてきたデル ポトロは、この優勝が彼にとって19度目のタイトル獲得。これ以前の最後の優勝は2014年1月のシドニーだった。

 大会を通して一度もセットを落としていなかったデル ポトロは決勝で4度にわたってソックのサービスをブレークし、自身は一度もブレークポイントを与えなかった。

 「ここ2年、僕はひたすら自分の(体の)問題を治そうと努めてきた。キャリアのこの時点でタイトルを獲ることは期待していなかった」と28歳のデル ポトロ。「本当にうれしい。これは未来を楽しみにするためのモティベーションになるよ」。

 第1セットは5-5まで両者がサービスをキープしていたが、デル ポトロがそこでテニスのレベルを一段引き上げ、7-5でセットを取った。

 第2セットのソックはサービスを一度しかキープできず、リターンゲームではわずか2ポイントしか取れないありさまで、やや疲れているように見えた。

 「彼のサービスは強烈で、読むのが非常に難しかった。そのことが僕のサービスによりプレッシャーをかけることになったんだ」とソック。「ここで長い一週間を過ごしたから、その疲れが少し出て体に堪え始めたのかもしれない」。

 試合の途中でソックは腕の痛みを治療するため、メディカル・タイムアウトをとっていた。

 8月のリオ五輪決勝でアンディ・マレー(イギリス)に敗れて銀メダルを獲得したデル ポトロは、今大会の準決勝では2013年チャンピオンのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)を倒し、今年2度目の決勝に進出。今回はそのチャンスを逃さなかった。(C)AP

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