ポルトガルの首都リスボンの中心地に位置し、ケーブルカー「ビカ(Bica)線」が通る急斜面「ビカ地区」。
ケーブルカーの発着地点である坂の上からはテージョ川が望め、また線路の両脇に目を下ろすと人々が避けあいながら坂を上り下りしているという、この場所ではリスボンらしい風景に出会う事ができます。
そのためガイドブックの表紙に使われる事も多く、リスボンの象徴と言えるスポットで、ビカ地区は毎日朝から夕方まで観光客で賑わっています。
ところが夜になると雰囲気は一変し、ビカ地区に軒を連ねる小さなバーを目指して地元の若者たちが続々と集まって来ます。
思い思いのスタイルで仲間たちとお酒を楽しむポルトガルの若者たち。
数あるビカ地区のバーの中でも一際人気のあるバー「ビカネーラ(Bicanela)」は坂道の中腹にあります。
ビール(ポルトガル語でセルベージャ/cerveja)が1€、そしてワイン(ヴィーニョ/vinho)は2€という格安な価格も人気の理由の1つ。
因みにポルトガル語のコップ(copo)は日本語のコップと発音も意味も同じですので、「コップ・デ・ヴィーニョ(copo de vinho)」とは「グラスワイン」の意味です。