ドイツとオーストリアとの国境にある街ミッテンヴァルト。
小さいながらもこの街には、多くの旅人を虜にしてきた魅力があります。
この街を一躍有名にしたのが、家々の壁に描かれている美しいフレスコ画です。このあたり一帯の街では、歩いているとフレスコ画の描かれた建物を目にする事がよくあります。そのなかでもミッテンヴァルトは、そのような建物が特に多く集中している数少ない街の1つなのです。
街の旧市街を歩けば、次々と色鮮やかなフレスコ画の描かれた建物が現れます。その美しい街並みを目にすれば、誰もが感動に胸を熱くするでしょう。文豪ゲーテはイタリア旅行の途中でこの街を訪れましたが、その際に街の美しさを「生きた絵本」と表現したほどです。
街のシンボル的存在である聖ペーター・聖パウル教会の塔にも素晴らしいフレスコ画が描かれています。1740年頃に建てられたバロック式教会のこの塔は、ここオーバーバイエルン地方で最も美しい塔と言われています。
ミサが行われていなければ、ぜひ教会の内部にも入ってみてください。白い壁の美しい教会内部では、高い天井に描かれた絵がとても美しいです。
その他、旧市街の通りには店やカフェが並んでいます。