【高校野球】清宮幸太朗(早稲田実)だけじゃない! 明治神宮大会で活躍した高校生野手たち

明治神宮大会で活躍した高校生野手たち

 11月11日から開幕した明治神宮大会は15日に高校生の部の決勝が行われ、履正社が早稲田実を11対6で下し「センバツ前哨戦」を制した。

 今大会、とくに注目を集めたのは早稲田実の清宮幸太郎だった。今秋の東京都大会決勝の日大三戦では5三振と不本意な結果に終わった清宮。しかし明治神宮大会では初戦の静岡戦でライトフェンス直撃の二塁打、決勝では初回に高校通算76本塁打となる先制弾を放った。この秋は死球を受ける場面が多々あり、マークも厳しくなっているが、世代ナンバーワンスラッガーの意地を見せた。

 この明治神宮大会では清宮に負けじと、高い能力を見せた選手たちがいた。今回は同大会で目にとまった打者の逸材を紹介しよう。

※野球の見方が変わるスマホマガジン『野球太郎Pocket』と『週刊野球太郎』でニュースやコラムが読み放題!

■安田尚憲(履正社=写真)

 清宮に対抗するスラッガーとして名前が挙がるのは、優勝した履正社の3番打者・安田尚憲だ。履正社といえばT-岡田(オリックス)、山田哲人(ヤクルト)とプロで活躍する強打者を輩出してきた。

 安田は188センチ92キロと恵まれた体格を誇り、打席では威圧感のある大きな構えを見せる。小学6年時にはNPB12球団ジュニアトーナメントの阪神タイガースジュニアに選ばれ、中学時代は阪神OBの赤星憲広氏がオーナーを務めるレッドスター・ベースボールクラブで腕を磨いた。履正社入学後は2年春から本塁打を量産し4番に定着した。

 今秋の新チーム結成後は4番を打つ若林将平と強力な中軸を形成。明治神宮大会は1回戦、準々決勝で2試合ノーヒットとふるわなかったが、準決勝の札幌第一戦で4回に左中間を破る二塁打を放ち、明治神宮大会初安打を記録。早稲田実との決勝では清宮に負けじと3回に3ランをライトスタンドへ運び、自慢の長打力を発揮した。春のセンバツでもそのバッティングに期待が高まる。

ピックアップ PR 
ランキング
総合
スポーツ