2016年11月24日、オーストラリアで「
雷雨ぜんそく」による死者が3名出たことがニュースで大きく取り上げられ話題になりました。
聞きなれない「雷雨ぜんそく」という病名ですが、原因や症状は普通のぜんそくとはどのように違うのでしょうか?また、日本でも起こる可能性はあるのでしょうか?
早速医師に詳しく解説をしていただきました。
雷雨ぜんそくとは 一般的な医学用語の範疇ではありませんが、花粉が多い時期に雷雨が加わることで発症する、重篤な気管支喘息のことを指します。
雷雨ぜんそくの原因
花粉が多い時に、雷雨が起こると湿度の影響で花粉の粒子が破裂してしまいます。
これによって、通常であれば鼻毛などで侵入を防いでいたはずの花粉粒子が体内に入ってきてしまい、気管支に炎症を起こすことが原因です。
オーストラリアの喘息関連の財団によるとイネ科の植物の花粉が原因となっている可能性が指摘されています。
その他にも、草の花粉、樹木の花粉、キノコの胞子でも起こりうるともされており、2010年にはイタリアでオリーブの木の花粉で雷雨ぜんそくが起きた事例がありました。
雷雨ぜんそくの症状報道によると、オーストラリアで発症した患者さんのケースでは、短時間のうちに救急要請が多かったことなどから、以下のような一般的な気管支喘息の症状が急速に重篤化するケースが多いのではないかと考えられます。