モロッコ北部のリフ山脈に位置する小さな町、シェフシャウエン。
町中の建物、階段、道など全てがブルーに染まっており、ファンタジーの世界に迷い込んだかのような気分になります。
日本でも旅行会社が「一生に一度は行きたい絶景」として取り上げたことで有名になりました。
シャウエンは15世紀頃にスペインやポルトガルと戦うための城塞として建設。
澄んだ水がこんこんと湧き出したことから、住民は「神の恵み」によるものだと信じていました。
20世紀頃まではイスラムの聖域として閉ざされており、異教徒は入ることができませんでした。
元々は白い町でしたが、ユダヤ人が移り住んだ際に彼らの中で聖なる色とされていた青に塗り替えたと言われています。
その時の風習が残っており、現在も美しい景観を守るため旧市街は青で統一しています。また青く塗ることで涼しげに見せる効果があるなど、諸説あるそうです。
路地をよく見るとスカイブルー、コバルトブルーなど、色のトーンが異なっています。
ホテルは外観のみ、また内観まで青くなっているところもあります。