使えたら好印象?! 「拙宅」の意味と使い方 【もう間違えない! 定番ビジネス敬語集】

| フレッシャーズ

時代劇などで、よく「拙者」という言葉が使用されていますが、「拙宅」という言葉をご存知でしょうか。ビジネス用語で「拙宅」を使ったことはありますか? 「拙宅」の読み方どころか、そもそも「拙宅」がいったい何のことを指すのか、それもわからないという方もいるかもしれませんね。実はこの「拙」が重要なポイントです。この機会にぜひ「拙宅」のことを知り、ビジネスでも使ってみてはいかがでしょう。

■「拙宅」の読み方とその意味

「拙宅」は「せったく」と読み、その意味は、自分の家のことを指して使う言葉です。「拙宅」の「拙」は、自分に関することを謙遜していう時に使います。つまり時代劇の「拙者」は相手に対して自分のことをへりくだり、「拙者」と使っているわけです。同じように「拙宅」は、自分の家を自慢しないで謙虚に使うことで、相手への尊敬にもつなげている言葉なのです。

■「拙宅」の使い方

自分の家のことを相手に伝えるとき、普通はなんというでしょう。自宅、我が家、親しい友人ならウチでもいいでしょうね。でもビジネスでは、相手が目上の方、尊敬する方などの場合、ウチを使うのは、とても失礼です。ビジネスでは自宅のことを、相手に丁寧に紹介する場合、自宅をへりくだって伝える言葉として、この「拙宅」という言葉を使用します。ほかにも引っ越した際の礼状の添え文に、「ぜひ拙宅にお立ち寄りください」と自宅を指すのに使うといいでしょう。

■シーン別! 「拙宅」を使った例文


では、どんなふうに「拙宅」を使用すればいいのでしょう。例文を参考に、いろいろなシーンに合わせて使ってみましょう。

(例文1)
花好きの上司と通勤時に出会い、花の話題になった。
「小さい庭ですが、拙宅でもやっと○○が咲き始めました…。」

(例文2)
偶然散歩中に、取引先の関係者に出会った。
「この近くに住んでいますので、拙宅にもぜひお立ち寄りください。」

ビジネスで、敬語や感謝の意を表す言葉使いは、なかなか上手にできません。「拙宅」も、はじめは使い慣れないかもしれませんが、会話の中で自宅を紹介するのに必要な場合は、ぜひ「拙宅」を使うことにチャレンジしてみましょう。目上の方から好印象を持たれるでしょう。



文・学生の窓口編集部

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