成宮級の激震か?大物実業家にも流れる"コカイン疑惑”情報

写真は「成宮寛貴10周年記念メモリアル本」より

 コカイン使用疑惑が報じられ、その一週間後に芸能界から引退した元俳優・成宮寛貴(34)。テレビ朝日は『相棒』の差し替え対応に追われるなど、事件が与えた余波は想像以上に大きい。成宮が表舞台から去った今も騒動は収まらず、「それほど“薬物逮捕”による社会的影響は大きい」(スポーツ紙記者)という。

「今年は元プロ野球選手・清原和博(49)に元俳優・高知東生(51)、元女優・高樹沙耶(53)など有名人の薬物事件が続き、11月末にもCHAGE and ASKAのASKA(58)が再逮捕されたばかりでした。そこへ新たに成宮が加わり、薬物汚染の深刻さ関心度がこれほど浮き彫りになった年はないのでは」

 成宮は12月2日発売の写真週刊誌『フライデー』(講談社)でコカイン使用疑惑が報じられ、当初は所属事務所を通して「事実無根」と完全否定した。しかし、同誌が続報を掲載したところ、一転して芸能界引退を発表。事務所からマスコミ各社にFAXが送られ、そこには成宮の直筆で、

「今後これ以上自分のプライバシーが人の悪意により世間に暴露され続けると思うと、自分にはもう耐えられそうにありません」

 などと心境がつづられていた。

「真相が明らかになる前の引退となってしまった。成宮が潔白だったとしても、騒動のイメージは残ったまま。また、本人も『全ての原因を作ったのは自分自身だと承知しております。心から信頼していた友人に裏切られ複数の人達が仕掛けた罠に落ちてしまいました』と書いていたように、何らかの“原因”が疑惑スクープの発端になった可能性も。結果的にすべてを失うことになった成宮の心身が心配されます」(前出・記者)

 一方で、コカインを巡っては“新たな逮捕者”の情報も出てきている。

■暴力団に脅された?

 日本を震撼させる”ドラック渦”だが、覚せい剤に比較するとコカインの名前が挙がるのは珍しい。その裏には世間には知られていない事情が隠されているという。

「コカインはひじょうに高価で入手も困難です。それだけにアメリカでは、富裕層が主に使用するという意味で”セレブドラッグ”なる名称まであるほど。日本でも覚せい剤とは明らかに使用者の層が違うのが特徴です。一般大衆にまで広く浸透している覚せい剤に比べ、外資系の金融関係者や広告代理店といったエリート層にも多く広がっていると言われています」(週刊誌記者)

 そんなエリート層の中にはとんでもない大物の名前が含まれているようだ。

「日本でも有数の大物実業家Xにも、コカイン使用疑惑が浮上しています。芸能界にも顔が利くXに薬物の噂が聞こえてきたのは、実は今回が初めてではないので、二度目の疑惑です。約10年前にも覚せい剤使用を巡る疑惑が一部のマスコミ関係者の間で駆け巡っていた。ASKAと同様に写真を盗撮され、暴力団に脅されているという情報も当時は流れていた。多数の事業を展開するXだけに、万一逮捕されるといった事態になれば、成宮級の激震が走るでしょう」(前出・記者)

 芸能界に限らず、経済界まで麻薬汚染が進んでいるとあらば、日本のドラッグ事情は相当深刻な局面を迎えているのかもしれない。

文・橘カイト(たちばな・かいと)
※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。
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