復活の鍵は脱優等生か?ベッキーvs.乙武”必死イメチェン”の違和感

「冬空のLOVESONG」より

 2016年、芸能界では多くの不倫スキャンダルがあったが、世間に与えた衝撃が大きかったのは、ベッキー(32)と乙武洋匡(40)ではないか。好感度が高く、聖人君子の印象が強かった分、一気にイメージダウン。仕事の降板打ち切りが続いた。

 ベッキーは12月15日、「LINE」のテレビCMナレーションが発表され、年明けから北海道ローカルでレギュラー番組がスタートするなど復帰の兆しを見せてはいる。が、いまだ前途多難だと関係者は話す。

「LINEのCM発表会見では、大人っぽい紺のワンピースに濃いめの化粧で、今までとは違った雰囲気でしたが、“優等生キャラ”が抜けきれず、自虐ネタも中途半端で上滑りする違和感があった。世間からのバッシングもまだ続いている。優等生キャラから脱皮しない限り、全国復帰は難しいでしょうね」

 一方の乙武も、11月27日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、不倫騒動から9カ月ぶりにテレビ出演。復帰にかけて動き出している。番組では、

「本格的に復帰させていただける際には、ゲスの極み乙武として頑張って」

 とブラックな自虐ネタを飛ばした。その後、『週刊文春』(文藝春秋)の取材でも、

「私の実像とかけ離れた聖人君子のような像を求められ、窮屈だった」

「(これからは)“ありのまま”の自分で勝負しようと思いました」

 と語っている。この“ありのまま”の乙武が、彼の今後の復帰にプラスに働く可能性が高いと関係者は語る。

■ブラック乙武が人気を呼ぶ?

「不倫でイメージが地に落ち、講演依頼はなくなりましたが、弁が立つため、コメンテーターとしてならテレビで返り咲く可能性はあります。いい人のイメージが強いですが、もともとTwitterではきわどいネタを投稿し、一部の間では人気のあった乙武さんです。脱・いい人で、ブラックネタや毒舌で説得力のある持論を展開できれば、新たな魅力が生まれるでしょうね」(芸能関係社)

 12月18日には、『橋下×羽鳥の番組』(テレビ朝日系)にも出演が決まった乙武氏。不倫から一転、どん底まで落ちた彼だが、背水の陣で臨めば、不倫復帰レースから一抜けできるだろう。

文・安藤美琴(あんどう・みこと)
※1974年東京都出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ガールズジャーナル』(セブン&アイ出版)、『パチンコ攻略の帝王』などに寄稿。現在は女性向け読み物系の記者・編集者として活躍中。
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