古民家暮らしを始める人への鎌倉エリア案内⑤「実践編」

| まいじつ
古民家暮らしを始める人への鎌倉エリア案内⑤「実践編」

鎌倉在住で都内に通勤している人が、よく聞かれることに次のようなものがあるという。

「鎌倉で古民家に住みながら東京に通勤するのは大変でしょう。実際はどんな感じなの?」

今回は古都鎌倉で古民家暮らしをしようと考えている人に役立つエリア案内の番外編として、そのあたりの答えをまとめてみた。ぜひとも参考にしていただきたい。

鎌倉から東京への通勤は?

新橋や東京方面へは横須賀線、渋谷や新宿方面には湘南新宿ラインが使え、どちらも直通で1時間弱だ。途中で席が空いた場合を含めると、座れる確率もかなり高い。読書、睡眠、メールチェック…座った状態での直通1時間はけっこう有効に使える。

鎌倉駅までの交通手段は?

これが一番厄介な問題だ。徒歩、バス、江ノ電があり、駅から遠くても最大で25分ぐらいだろうか。人気はやっぱり江ノ電の駅の周辺だが、江ノ電の駅からまた徒歩15分となると、ちょっと通勤にはつらいかもしれない。バスの便がよく地域は原付を使う人が多い。

問題の「古民家」は?

古い町なので、分譲も賃貸も物件はある。しかし、最初から分譲はハードルが高いので、まず賃貸で数年過ごしてみてはどうだろうか。参考までに賃貸古民家の最高クラスと、最もお手頃なタイプを1件ずつ紹介しよう(2016年12月末現在)。

最高クラス“文豪の家”
大正15年築、日本庭園付き4SLDKで家賃が月25万円。かつては小説家や著名人が住んでいたとか。駅からバス15分徒歩3分。いつか映画やドラマのロケ地になりそう。 そこそこクラス“ほどよく古いここちよさ”
昭和50年代築、2階建て3LDKで家賃が月10万円。駅からバス15分。外観はリフォームでモダンに、中は和洋折衷で住みやすく。ちょうどいい感じの古民家。

実際には、住むのにそれほど難しい町ではない。1年もたてば、誰でもすっかり通になれる街が鎌倉だろう。(了)

【画像】

Mac / PIXTA(ピクスタ)

【古民家暮らしを始める人への鎌倉エリア案内】

①海近編 ②街中編 ③山際前編 ④山際後編

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