突然引退の成宮寛貴が出るはずだったドラマ「就活家族」が妙な理由で絶好調!

| まいじつ
mits / PIXTA(ピクスタ)

成宮寛貴がコカイン疑惑から引退し、“本来なら出ていたドラマ”として妙な注目を浴びている『就活家族~きっと、うまくいく~』(テレビ朝日)の初回平均視聴率が11.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と出た。スタッフ一同は「ひとまず2桁でスタートできた」とホッと胸をなでおろしている。

「成宮の代わりに前田敦子の恋人を演じることになったのが渡辺謙の息子、渡辺大。家族4人全員が就職活動するという異色の設定だが、成宮が演じていたシーンには当然、前田が絡んでいたわけで、撮影した部分はすべて取り直し。このことがネットニュースや週刊誌で面白おかしく扱われたことに対して、父親役の三浦友和が『話題になっていいじゃないか』と母親役の黒木瞳ら共演者に対し『このハンデをいい感じに前向きにチェンジしてやる気に変えよう』と鼓舞して一同が団結。いい雰囲気で撮影が進んでいるようだ」(放送作家)

こうしたトラブルはネガティブなニュースが大量に流れるゆえに、世間に注目されるという一面もある。例えば昨年の夏に高畑裕太がレイプ未遂事件を起こしてほとんどのシーンを撮り直した日本テレビ『24時間テレビ』内のドラマ『盲目のヨシノリ先生』(8月27日)でも、代役として『NEWS』の小山慶一郎が頑張り、視聴率20%以上をマークした。

「テレビドラマ界では、こうしたトラブルをすべて視聴率に変える隠語を『どんでん』(逆転)といい、昔から誰かがトラブルを起こしても『どんでん』してやろうじゃないか、とスタッフたちが一致団結するケースが多い。成宮の件もそうした『どんでん』のケースでしょう」(同)

三浦がスタッフに対してかなり気を遣っており、娘役の前田に「あっちゃん大丈夫か? 疲れたか」と聞いてあげたり、緊張している息子役の工藤阿須加を相手に肩を揉んでやったりと、「見ていて頭が下がります」(スタッフ)という感じで立ち回っているとか。

「黒木瞳もかなりスタッフや出演者に気を配っており、お菓子を差し入れしたりと、撮影現場の雰囲気がものすごくいい。それはそうですよね。普段、人に気を遣ってもらう側の“大スター”が、これだけ新人や若手、スタッフに気を配っているのですから」(テレビ朝日関係者)

まさに怪我の功名。スタッフたちが声をそろえて「このメンバーでもう一度やりたい」という作品になりそうだ。タイトル通り「きっと、うまくいく」だろう。

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