大谷翔平が今オフのメジャー移籍を決意したMBL英国公式戦開催

| 週刊実話

 球界の話題は、今年も“二刀流”大谷翔平(22)の去就に尽きるだろう。
 大谷が所属する日本ハムは、昨秋の契約更改の席で「'17年オフのメジャー移籍」を容認。これで大手を振って渡米できる運びとなるはずだったが、暗雲が漂いだしたのは昨年12月。メジャーリーグが「25歳未満の選手の契約金は総額1000万ドル(約11億6000万円)」に制限したからだ。しかも、マイナー契約に限定され、実質的に支払われる金額は475万ドル〜575万ドル。上限の1000万ドルまで上積みするにはトレードをフル活用する必要があるという。
 「大谷は当初、ポスティングシステム(入札制度)を利用しての移籍を画策してきましたが、その場合、総額2億ドル(約234億円)が予想されていました。それが、いきなり20分の1に激減。制限から外れる'19年オフまで待つ道を選ぶのではないかと言われています」(日本ハム担当記者)
 このように、今オフの移籍には総じて懐疑的な見方がされ始めているのだ。しかし、この年末年始に家族や知人と相談し、熟考を重ねた大谷は「お金ではなく、1年でも早く夢を実現させたい」と渡米を決意。再び、今オフにメジャー移籍する可能性が強くなった。

 とはいえ、これですべての問題が解決したわけではない。ファンの存在だ。大谷はこれまで「二刀流の進化を見届けたい」という声援に後ろ髪をひかれていたというが、これを解決する方法が見つかったことで一気に暗雲が晴れたのだ。それがメジャーリーグ(MLB)の“日本公式戦開催”だ。
 国際的な市場拡大を目指すMLBは、'18年からロンドン五輪のメーンスタジアムとして使用されたロンドン・スタジアムで「ヤンキース対レッドソックス」の公式戦を開催する。欧州での開催は初めてで、その延長線上にあるのが日本での公式戦開催だというのだ。
 正規の大リーグ開幕戦を前倒しして、オープン戦を絡めた「日本開幕戦」という公式戦はあったが、シーズン真っただ中の公式戦は行われていない。日米間の移動に長時間を要するため、1カードのスポット公式戦開催は難しいとされてきた。しかし、日本に加えて韓国、台湾でもカードを組み複数チームが同時に来れば、多くの公式戦開催が可能となる。韓国、台湾とは距離的にも近い福岡を日本開催の舞台とすれば移動は容易だ。

 そこで大谷が二刀流を披露できれば…これは何よりのファンへの恩返しとなる。
 「最終目的は日・韓・台を足掛かりに中国市場を取り込むこと。欧米の大物ミュージシャンがアジア各国を回って荒稼ぎするごとく、野球人気が高い東アジアでの巨額利益を目論んでいます。背景に見えるのが孫正義氏とトランプ大統領の蜜月。最強ビジネスマン同士、その掌で大谷を転がそうとしているのかもしれません」(全国紙の経済部記者)

 そうなると見えてくるのが、大谷の移籍先。打席に立つ機会のあるドジャースやパドレスなどのナ・リーグ球団が濃厚だ。MLBのアジア戦略、恐るべし!

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