海外進出で逆輸入も?木村拓哉が草なぎ剛との”ドラマ対決”で描くシナリオ

Photo by Pixabay

 元SMAPの木村拓哉(44)と草なぎ剛(42)が、解散間もなくして視聴率を争っている。草なぎ剛主演の『嘘の戦争』(フジテレビ系)が1月10日に放送をスタートし、初回視聴率は11.3%(ビデオリサーチ調べ・関東地区/以下同)、17日放送分の第二回は12.0%とやや上昇した。制作局のある関西地区では、15%以上の視聴率があると言われており、まだまだ伸び白がある作品として注目が集まっている。

 一方、15日に初回が放送された木村主演の『A LIFE ~愛しき人~』(TBS系)は14.2%を記録し、現在放送される冬の連ドラ中で最高値となっている。しかし、数々のヒット作を生み出した木村にしては“低い”という声もあり、本作に対する評価は想像以上に辛口だ。

 また一部関係者の間では、この『A LIFE』の視聴率に関してはデリケートな問題として扱われているようだ。

「芸能誌でも『A LIFE』の視聴率評価に対しては、“まずまず”や“今後に期待”といった文言で紹介されており、ネガティブな表現を避けているところがあります。視聴率王・木村のブランドイメージや、木村のプライドを守ろうとしているところが垣間見られますね。草なぎの『嘘の戦争』との比較などもあり、木村もナーバスになっているようで、現場のスタッフも気を使っているようですよ」(芸能記者)

 木村は、以前同時間帯枠で出演した『安堂ロイド』(TBS系)でも視聴率を下降させた過去があるため、同じ轍は踏まないようにしたいのだろう。

■ドラマの成否で海外での活動も視野に

 当然ではあるが、解散後の現在も草なぎはジャニーズ事務所に所属している。しかし、事務所は圧倒的に『A LIFE』をプッシュする姿勢を見せているようだ。

「もちろんこの理由は、ジャニーズ残留宣言をした木村への期待があるからです。そのため事務所としては、“1位『A LIFE』・2位『嘘の戦争』”で視聴率戦線を勝ち抜きたい。逆転してしまっては、SMAP騒動以降印象付けられてしまった木村のマイナスイメージが、さらに加速してしまいますからね」(芸能関係者)

 また木村は、春には主演映画『無限の住人』の公開も控えている。ジャニーズとしてもそれまでには、木村の俳優としてのブランドイメージを定着させたいところなのだろう。そのためさらなる“秘策”を試みているという話もあるようだ。

「いわゆる“逆輸入作戦”といわれる売り出し方を考えているとも言われています。例をあげるのであれば、ディーン・フジオカ(36)のようなイメージですね。今後出演作のヒットに恵まれなければ、海外進出の可能性もありえます。もともとSMAP自体も、アジア圏で大きな人気がありましたからね」(前出・芸能記者)

 木村といえば、かつてハリウッドの海外映画『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』に出演した過去がある。俳優としての肩書を保持するため、再びハリウッドに挑戦する日がやってくるかもしれない。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。
ピックアップ PR 
ランキング
総合
エンタメ