元朝青龍が新横綱・稀勢の里を利用しようと接近を企てる

| まいじつ
元朝青龍が新横綱・稀勢の里を利用しようと接近を企てる

大相撲初場所で初優勝を決め、第72代横綱になった稀勢の里が「いっぱしの力士になるまでは私生活は後回しにする」と現役での独身を宣言した。

そんな真面目な稀勢の里に、かつて“かわいがって”いた元横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏が、接近を試みているという話が伝わって来た。現在のダグワドルジ氏は実業家で、銀行や広告、旅行業など多角的に事業を展開している。

「これには意図があります。モンゴルでの日本相撲の人気は、すでに凋落の一途をたどっているのです。その人気を取り戻すために、稀勢の里に“親善大使”として、モンゴル相撲のイベントにゲストとして来場してほしいという狙いがあるのです。ダグワドルジ氏としては、世話になった日本の相撲界に恩返ししたい気持ちがある。しかし、日本では本場所を観戦しに行っただけで大騒ぎになってしまいます。そのため、稀勢の里を個人的にウランバートルに呼んで、将来は自分がモンゴルと日本の相撲界の橋渡しをする“キーマン”になりたいという思いがあるのです」(相撲ジャーナリスト)

ダグワドルジ氏は、実業家としての力を結集して稀勢の里に接待をし、同じようにモンゴルと日本の架け橋の役割を狙っている白鵬のことをけん制したいのだという。そんな噂に対し、稀勢の里の後援者はかぶりを振る。

「朝青龍(ダグワドルジ氏)には稀勢の里関に近寄ってほしくない。彼は2020年のモンゴル国会議員選挙に立候補するはずで、そのためにモンゴル国内で一層の人気を集める目的で、現役横綱を連れて来ることができると自国民にアピールしたいだけでしょう。何しろ国内では朝青龍としては有名だけれども、本名では無名に近いらしいから」

2008年8月のモンゴル巡業の際、元大関の魁皇と人気を二分したといわれる稀勢の里を連れて行けば、政府の要人からも一目置かれることになるという公算だろうか。

果たして、そうした“品格を汚す手合い”が大嫌いな八角理事長が、簡単に認めるとも思えない。再び相撲協会とダグワドルジ氏のにらみ合いが再び始まりそうだ。

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