ビートたけしが週刊誌『週刊ポスト』(2月3日号)のインタビューで『SMAP』のメンバーについて言及した。
そのなかで、《「SMAP」ってブランドが無くなっても食っていけるのは、全員じゃないだろう。》と、グループがなくなってからの難しさについて触れている。また、かつて漫才ブームが去ったころを踏まえ、《「これからの動き」じゃないんだよ。今後を一番左右するのは「これまで何を考えていたか」なんだ。》と語った。その上で、《行きあたりばったりでうまくいきゃそれでいいんだけど、そんなに甘くないからね。》と警鐘を鳴らしている。
たけしは、誰が残り、誰が落ちると見たのか。ある程度は事情を知っているだろうが、それを記事中で明かすことはなかった。現状でSMAPの元メンバーはどういう状況に置かれているのだろうか。
まず中居正広だが、SMAP解散後の年明けからも仕事が多い。新年の特別番組にも出演し、レギュラー出演は5番組。そのなかの『中居正広のミになる図書館』(テレビ朝日系)は、いままでの深夜時間帯の放送から、4月にゴールデンタイムへ昇格することが決まった。
「中居は司会業に信念を持っている気がします。元SMAPのなかでは安泰ではないでしょうか」(ジャニーズライター)
草彅剛は現在、主演ドラマ『嘘の戦争』(フジテレビ系)が、第4話まで放送されて視聴率が11%以上を記録している。ドラマは順調に進んでいると言っていい。
「草彅は俳優として十分にやっていけると思います。それに彼は人間としても評判がいい。芯がしっかりしているので、仕事は頼みやすいタイプです」(同・ライター)
稲垣吾郎に関しても、あまり不安要素はないという。
「稲垣は、辛口な司会をやらせれば面白い存在になっています。個性派で生き残る可能性が高いでしょう」(同・ライター)
問題は香取慎吾だ。本人はイラストやデザインをやりたい意向のようだが…。
「香取はいまだに仕事の方向性が定まっていません。SMAPのころには、フリーペーパーでイラストを描いていましたが、本格的に仕事にするとなると不安が残ります。ただ、癖のある絵が魅力なところもあります」(アイドル雑誌編集者)
そして、木村拓哉は現在、話題の連続ドラマ『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)に出演中だ。
「これまでの木村の演技とあまり変わらず、ワンパターンで見飽きた演技という声もあり、予想より視聴率が低いままになっています。今後も俳優をメインの仕事にしていくのであれば、草彅よりも格が落ちるかもしれません。事務所の幹部に昇進して、そのまま尻すぼみに終わってしまう可能性もあります」(同・編集者)
たけしはどう考えていたのだろうか。
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