江戸城に関する大発見です!
江戸時代初期に、徳川家康によって築城された江戸城の構造が事細かに描かれた絵図が見つかりました。見つかったのは松江歴史館が所蔵する、全国の城の絵図が集められた「極秘諸国城図」の中の「江戸始図」という絵図。
江戸始図(NHKニュースより)
江戸城は江戸時代初期に築かれましたが、その後何度も改修が繰り返されたため、初期の江戸城の詳細な構造はわかっていませんでした。今回の発見は当時の江戸城の姿を明らかにする画期的な発見とのこと。(参考:NHKニュース)
これまで江戸城の最古の絵図は、慶長12〜14年頃の江戸城を描いたとされる「慶長江戸絵図」というものでしたが、今回発見された江戸始図も同時期の江戸城を描いたものとみられています。
絵図からは、戦に備えて守備を堅くするような構造であったことがわかり、これは「連立式天守」という、姫路城にもみられる構造。また屋敷には大名らの名前が書き込まれていたり、石垣や堀などもしっかりと描きこまれているそうです。発見された「江戸始図」は、松江歴史館で2月17日〜3月15日まで公開される予定です。
参考: NHKニュース, YOMIURI ONLINE
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