嵐の5人に暗雲?SMAPファンの”購買運動”が各方面に波及のワケ

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 SMAPが解散して2カ月以上がたった。テレビメディアではメンバーたちの紹介に「元SMAP」という言葉を使わないようにとジャニーズ事務所からお達しがあり、一部では「SMAPの名前が抹殺されようとしている」と危惧する声もある。それでもファンは「メンバー不在のSMAP」を支え続けており、元メンバーたちの出演CMの商品を買い支える“スマノミクス”なる購買運動が巻き起こっている。

■スポンサーも認めるSMAP元メンバーたちの経済効果

 発売中の『週刊女性』(主婦と生活社)によると、元SMAPの中居正広(44)がソロとして初めて出演した「キリン 氷結」のCMが大反響。昨年も同CMはさかなクン(41)や志村けん(66)が東京スカパラダイスオーケストラとライブ共演するという内容で話題を集めたが、中居のCMはツイッターでの口コミ、テレビ露出、YouTubeの再生回数などすべての面で昨年を大きく上回っているとキリン広報担当者が明かしている。

 また、同商品は『読売新聞』の2月6日付朝刊に1面広告が掲載されたが、中居ファンやSMAPファンと思われる人々が駅売りやコンビニ販売分に殺到。瞬く間に店頭の新聞コーナーから『読売新聞』だけが姿を消した。

 さらに、中居がCMをしている「氷結」と香取慎吾(40)がCM出演している「明治北海道十勝スマートチーズ」をセットで購入するファンが増加。チーズを食べながら「氷結」で一杯……という組み合わせをファンは“スマ飲み”と呼んでいるという。

「商品の売上は複合的な要素が絡むので、まだ企業側も“スマノミクス”が売上増につながっているのかどうかは今のところ正確に把握できていない状況です。しかし、最近の大手企業はSNSでの口コミ、個人ブログ記事での言及などで広告効果を計測する傾向にある。ファンは元メンバーがCM出演する商品を買い支えることで『SMAPの価値の大きさ』を訴えたいという思惑があるようですが、それは確実にスポンサー企業に伝わっていくでしょう」(広告代理店関係者)

 同誌では草なぎ剛(42)が「満・満・満足、1本満足!」という印象的なフレーズでCM出演している「1本満足バー」や、木村拓哉(44)がバラエティ番組で言及したシュークリームなども売上がアップしていると伝えている。さらに稲垣吾郎(43)が自身のラジオ『編集長 稲垣吾郎』(文化放送)のバレンタイン特集で紹介したチョコレートは、販売店舗で「それまでは1日1件ほどのお問い合わせが連日20件以上」という状況に。テレビ番組やテレビCMならまだしも、ラジオ番組でこれほどの影響を生み出すのは異例だ。

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